令和2年1月29日(水)に,霧島市立国分小学校で,6年生4クラスを対象に出前授業を実施しました。
国分小学校の敷地は,本御内(もとおさと)遺跡(舞鶴城跡含む)内にあります。今回は,隣接する国分高校の校舎改築事業に伴い実施された,同遺跡の発掘調査成果の紹介を中心に行いました。
授業では,「国分小学校のむかしを知ろう」という<めあて>を立て,見つかった遺物や遺構をもとに,弥生時代・奈良時代・室町時代・江戸時代・近代の様子に関するクイズを出題しました。
児童たちは,「そんな昔から人々が生活していたんだ」,「教科書に載っている武家屋敷の図と同じように,周りに溝が見つかっているんだ」などと,これまでの授業と関連付けながら学ぶことができました。
また,実際に出土した遺物を手に取って,「こんなにたくさん見つかったんだね」,「どのような使い方をしていたのかな」,「見た目よりも重いな」,「こんな手触りなんだ」,と感想を述べていました。
授業を通して,自分たちが通う国分小学校が遺跡の上に建っていることを知り,その遺構や遺物を見たり触ったりして実感することで,より地域の歴史に関心を持つことができたようです。
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