12月3日(土),北山遺跡(阿久根市)で発掘調査の現地説明会を開催しました。現地説明会は今年で3回目の開催となり,地域の住民をはじめ150人ほどの見学者がありました。
見学者は,鎌倉時代から室町時代の集落跡や縄文時代以降の落とし穴,江戸時代の炉跡などの説明を聞いたり,出土品を見学したりしました。北山遺跡は,鎌倉時代に阿久根を治めていた有力者一族が居住していた可能性が考えられています。
また,発掘調査を体験できるコーナーでは,子どもから大人まで多くの参加者でにぎわい,あちこちで遺物を見つけて歓声をあげる光景も見られました。

江戸時代の炉跡を説明しています。 (炉跡は炭窯の可能性があります。)

鎌倉時代の溝跡を説明しています。 (溝跡は堀の可能性があります。)

発掘体験の風景です。大人も子供も真剣です。

発掘体験コーナーで出土品の説明を行っています。

遺物展示コーナーです。北山遺跡で発見した縄文時代前期(約6,000年前),古墳時代(約1,700年前),平安時代(約1,200年前),鎌倉・室町時代(約600~800年前),江戸時代(約150~400年前)の出土品を展示しました。




