みなさんこんにちは,リポーターのタマリです。ここは,上野原縄文の森展示館の企画展示室です。ただいま,縄文の森の職員が慌ただしく企画展の準備を行っています。わたしは,この準備作業に関係者を装って潜入中です。今回は,19日から始まる企画展「巨大噴火と共に生きた人々」の直前情報をお届けしたいと思います。
まず,展示室に入ると,いきなり大きな日本地図が飛び込んできます。近くに3D眼鏡が置いてありますので,どうやら立体地図のようです。いったい何が浮き上がってくるのでしょうか。左側の壁には,桜島大正噴火の模様を写した写真が展示されています。刻一刻と姿を変える100年前の桜島の姿がカメラにおさめられています。正面には大正噴火で埋まった古道の剥ぎ取り資料がどーんと展示されています。幅3mはあろうかと思われる道跡が大正噴火の火山灰で埋まっています。
奥の方に進んでみましょう。ウォールケース内にはおびただしい数の土器が展示されています。巨大噴火によって埋められた土器が年代順に並べられています。約38,000年前の種Ⅲ火山灰噴出から大正噴火までの火山活動とそれらの時代を生きた人々の営みを,石器や土器の変遷で紹介しようという意欲的な展示です。「巨大噴火」のタイトルに恥じないスケールの大きさです。
室内をぐるっと見回してみましょう。壁には高さが優に3mを超える大きな地層剥ぎ取り資料が2つ。滅多にみることのできない実際の地中の様子を間近にみることができます。河口コレクションの火山関係資料も同時開催される模様です。2つの大きな軽石製の陰陽石がひときわ目を引きます。
おっと,学芸員が近づいてきました。見つかってしまったようです。今回の潜入リポートはここまです。すべてをお伝えできなかったのがで残念ですが,今回の企画展も見どころ満載のようです。
以上,現場から,リポーターのタマリがお伝えしました。
それでは,スタジオにお返します。 |