ただ 今,南の縄文調査室は, 9月13日(金)から始まる第37回企画展の準備真っ最中です。今回の企画展では,昨年度に発掘調査が行われたり報告書が刊行されたりした遺跡を取り上げ,最新の調査成果を余すことなく紹介します。まさに「いちばん新しいかごしまの昔」満載の企画展です。
さて,左下の写真は,企画展に展示する「連穴土坑」の実物大模型を製作しているところです。2.2×0.5×0.8(m)の大型模型です。実測図をもとに型を起こし,土の質感にもとことんこだわった,リアルな模型です。
また,真ん中の写真は,今回の企画展で紹介する遺跡の概要をまとめたパネルを写したものです。これも,調査室で作成しています。内容の正確さやわかりやすさはもちろんですが,フォントやレイアウトなどのデザインにもこだわっています。何度も何度も修正を重ねて完成度を高めています。
このほかにも展示する遺物をピックアップし収蔵庫から集めてくるのも,調査室の仕事です。右下の写真は,収蔵庫内で出番を待っている遺物たちです。
企画展は,おとなりの上野原縄文の森で開催されますが,調査室は縄文の森と連携しながら,企画展の企画運営に携わっています。「インサイド オブ 企画展!」,企画展の裏側に南の縄文調査室があります。 |