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  • 平成25年12月10日(火)

  • もうすぐクリスマス  ~奄美(あまみ)長浜金久(ながはまかねく)・下山田Ⅱ遺跡 嘉徳(かとく)式土器~
  •                                            (縄文時代後期:約3800年前)

  嘉徳式土器は,奄美大島などの南島で多く出土する土器です。写真の2つの土器は昭和63年に開港(かいこう)した奄美空港建設(けんせつ)の際に発見されたものです。上から見ると口縁(こうえん)の部分が四角く,底が平らになっています。四角に広がる口縁部の形がショーケースの毛氈(もうせん)の赤と(あい)まって,ポインセチアの花のように見えるのは私だけでしょうか?そういえば,もうすぐクリスマス。奄美群島が日本に復帰(ふっき)したのも,今から60年前の1953年12月25日。そう,クリスマスの日のことでした。
   
 南西諸島特有(とくゆう)の赤い色をしています。 上から見ると,口縁部が四角に広がっています。