1 所管事項
国事業に係る埋蔵文化財発掘調査を鹿児島県から受託し,円滑かつ効率的に実施するため,埋蔵文化財調査センターは次の事業を行う。
(1) 埋蔵文化財の発掘調査
(2) 埋蔵文化財の発掘調査方法の調査研究
(3) 発掘調査による出土品等に関する資料の収集,研究
(4) 発掘調査の成果の公開
(5) 鹿児島県文化振興財団との連携
(6) 鹿児島県立埋蔵文化財センター及び上野原縄文の森との連携
(7) その他必要な事業
2 運営方法
鹿児島県や起因事業主体者等との連絡及び調整を密にし,国事業に係る埋蔵文化財の発掘調査の円滑かつ効率的な実施に努めるとともに,発掘調査の実施にあたっては,文化庁及び鹿児島県の定めた調査基準等に基づく適切な調査を行う。
3 本年度の努力点
(1) 発掘調査における労働安全・衛生的環境の確保
ア 労働災害・事故のゼロを目指し,最善の注意をもって,未然防止に努める。
イ 調査現場等の環境整備に努め,安全意識のさらなる向上を図る。
ウ 国及び県の対処方針及びガイドラインに基づき,適切な感染症対策を行う。
(2) 発掘調査の着実な推進
ア 南九州西回り自動車道建設他の国事業に係る発掘調査を行う。
イ 県教育庁文化財課と連携して業務の推進を図る。
(3) 整理・報告書作成の着実な推進
ア 南九州西回り自動車道建設他国事業に係る整理・報告書作成を行う。
イ 県教育庁文化財課と連携して,整理・報告書作成を計画的に実施する。
(4) 諸課題への積極的な対応
様々な課題に対応するため,課・係を横断する班・プロジェクト等を活用し,課題の検討と解決を図る。
(5) 鹿児島県文化振興財団との連携
財団本部との連携を図り,業務を通じて鹿児島県における文化活動の一層の活性化と個性豊かな文化の薫り高い地域社会づくりに寄与する。
(6) 県立埋蔵文化財センター及び鹿児島県上野原縄文の森との連携
ア 組織的に連携しながら情報の共有化を図る。
イ 施設・設備等の利用に係る連絡調整を行う。
ウ 労働安全衛生や防火管理等に係る連絡調整を行う。
エ 資料や情報の提供を通じて,埋蔵文化財の普及・啓発事業に協力する。
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