玉利(たまり)遺跡は,指宿市街地の北側に位置する,弥生時代の終わり頃を中心とする遺跡です。指宿地域に特徴的な色調をもつ甕形(かめがた)や壺形(つぼがた)の土器,石庖丁(いしぼうちょう)や軽石製品が出土しました。地層では,厚く堆積した開聞岳の噴出物も確認されました。
また,土器に残るススや圧痕(植物や生き物の痕),石器の分析から,当時の人々が利用したアワやイネ,アズキなどの植物,コクゾウムシやハエ類などの害虫の痕跡も見つかりました。当時の人々の植物利用をうかがい知ることができます。




玉利(たまり)遺跡は,指宿市街地の北側に位置する,弥生時代の終わり頃を中心とする遺跡です。指宿地域に特徴的な色調をもつ甕形(かめがた)や壺形(つぼがた)の土器,石庖丁(いしぼうちょう)や軽石製品が出土しました。地層では,厚く堆積した開聞岳の噴出物も確認されました。
また,土器に残るススや圧痕(植物や生き物の痕),石器の分析から,当時の人々が利用したアワやイネ,アズキなどの植物,コクゾウムシやハエ類などの害虫の痕跡も見つかりました。当時の人々の植物利用をうかがい知ることができます。