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山借シ遺跡の発掘調査成果概要(令和5年度発掘)

山借シ(やまかし)遺跡は, 奄美群島の喜界島(喜界町川嶺(かわみね))にある集落遺跡です。令和5年度に行った発掘調査によって,14世紀~16世紀頃の遺構や遺物が発見されました。
溝跡からは,当時の人々が継続的に廃棄したと考えられる青磁や白磁などの中国産陶磁器,動物の骨が大量に出土しました。出土した動物の歯を科学分析したところ,ウマや一部のウシに島外から連れてこられた個体がいることが分かりました。
また,景徳鎮窯(けいとくちんよう)系の瑠璃釉鉢(るりゆうはち)の破片が,島内で初めて確認されました。

 

中世の溝跡
中世の溝跡
ウシの骨の出土状況
ウシの骨の出土状況
瑠璃釉鉢の破片
瑠璃釉鉢の破片