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石荒A遺跡の発掘調査速報

石荒(いしあら)A遺跡は,大島郡喜界町中里に所在します。喜界第2地下ダム建設に伴い、本年5月末から発掘調査を行っています。

調査開始から約2か月が経過し,中世(鎌倉時代から室町時代)のものと思われる遺構や遺物が確認されています。

主な遺構として、掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)6棟、土坑墓(どこうぼ)6基、貝殻や動物の骨が出土した溝状遺構(みぞじょういこう)が発見されています。また、遺物では、中国から輸入された陶磁器(青磁・白磁)、徳之島で作られたカムィヤキ、長崎で作られた滑石製石鍋(かっせきせいいしなべ)の破片などが出土しています。

このほか、縄文時代の土器片や、島外から持ち込まれた石を利用して作られた打製石斧(だせいせきふ)や磨製石斧(ませいせきふ)、黒曜石の剥片(はくへん)なども見つかっています。

縄文時代や中世の頃に喜界島に住んでいた人々が、他の地域との交流を盛んに行い、生活を営んでいたことがうかがえます。

今後の調査もご期待ください。

発掘調査風景
掘立柱建物跡