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カテゴリー: (公財)埋蔵文化財調査センター

発掘調査が始まりました

令和4年度の発掘調査が始まりました。

今年度は六反ヶ丸(ろくたんがまる)遺跡(出水市),新城跡(しんじょうあと)(阿久根市),北山(きたやま)遺跡(阿久根市),萩ヶ峰(はぎがみね)A・B,白水(しろみず)B,山ノ上(やまのうえ)A遺跡(鹿屋市)で発掘調査を実施しています。

 

六反ヶ丸遺跡
層の堆積状況が複雑なため,先行トレンチを入れて地層の様子を調べています。
北山遺跡
溝状遺構(みぞじょういこう)【鎌倉時代頃】の調査中です。
新城跡
木や竹を伐採して調査区を整えています。
萩ヶ峰A・B,白水B,山ノ上A遺跡
包含層(ほうがんそう)を手作業で掘り下げていきます。

 

報告書作成・整理作業が始まりました

令和4年度の報告書作成・整理作業が始まりました。

今年度は,萩ヶ峰(はぎがみね)A遺跡(鹿屋市),平佐焼窯跡(ひらさやきかまあと)群(薩摩川内市)は整理作業を行います。

北山遺跡(阿久根市),川久保(かわくぼ)遺跡(鹿屋市),小牧(こまき)遺跡(鹿屋市),石鉢谷(いしばちだに)B遺跡(鹿屋市)は報告書を刊行する予定です。ご期待ください。

各遺跡で今年度の作業が始まりました。

分類作業:土器の接合をするために土器の特徴で分類していきます。

接合作業:土器片を接合していきます。

復元作業:土器片を組み合わせて,もとの形がわかるように復元していきます。

山あり 川あり ~遺跡の立地を見る~

昨年10月から始まった鹿屋市石鉢谷B遺跡と薩摩川内市平佐焼窯跡群の発掘作業は,1月末日をもって無事に終了しました。関係者のみなさまありがとうございました。

さて,遺跡の調査では,遺跡がどのような場所にあるか,航空写真を撮影し,周りの地形といっしょに調査区を撮影します。

鹿屋市石鉢谷B遺跡の北には高隈山が,薩摩川内市平佐焼窯跡群の西には川内川があり,なぜそこで人々の暮らしが営まれたのか,空を飛んでいる気分でご覧ください。

鹿屋市白水町石鉢谷B遺跡(写真中央が調査区)

薩摩川内市天辰町平佐焼窯跡群(写真中央が調査区)

「かごしまの遺跡26号」を発行しました!

(公財)鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センターの広報誌「かごしまの遺跡」第26号を1月31日に発行しました。

今回は平佐焼窯跡群(薩摩川内市)と薩摩焼について特集を組んでいます。

また, 今年度発掘調査を行った北山遺跡(阿久根市)、石鉢谷B遺跡(鹿屋市)の成果や発掘調査、整理作業の体験などについても掲載していますので、ぜひご覧ください!

かごしまの遺跡第26号(PDF)

鏡もち!のような石皿

年の瀬を迎え,正月飾りが店頭に並ぶこの頃,遺跡にもめでたい発見がありました。
鹿屋市石鉢谷B遺跡では,直径40㎝ばかりある巨大な石皿が見つかりました。きれいな花崗岩で,表面がつるつるとしています。

現在,縄文時代晩期(約2,500年前)の包含層を調査中です。調査はいよいよ大詰めを迎えます。

現地説明会を開催しました!~北山遺跡(阿久根市)

12月4日(土),北山遺跡(阿久根市)で発掘調査の現地説明会を開催しました。当日は晴天にも恵まれ,地域の住民をはじめ100人ほどの見学者がありました。

見学者は掘立柱建物跡などの本物の遺構を前に説明を聞いたり,これまでに出土した遺物を見学したりしました。

また,発掘調査を体験できるコーナーでは,子どもから大人まで多くの参加者で賑わい,あちこちで遺物を見つけて歓声をあげる光景も見られました。

当日の資料は,こちらのページからダウンロードできます。

当日は多くの方々に来ていただきました

堀立柱建物跡があった場所での説明

土器や石器が見つかったかな?