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  • 平成26年2月4日(火)
  • 最近,よく出土しています中岳Ⅱ式土器(なかだけにしきどき)中岳Ⅱ式土器稲荷迫(いなりざこ)遺跡:志布志(しぶし)町)
  •                                      【縄文時代後期後半:約3,500年前】
 写真(しゃしん)は,中岳Ⅱ式土器とよばれる土器です。曽於市末吉町(そおぐんすえよしちょう)所在(しょざい)する中岳洞穴(どうけつ)から出土したので,この名前がつけられました。
 この土器は,表面がこげ茶色で,よく見るとキラキラ光る透明(とうめい)鉱物(こうぶつ)を多く(ふく)んでいます。また,口縁部(こうえんぶ)胴部(どうぶ)(のこ)凹線文(おうせんもん)南九州(みなみきゅうしゅう)地元(じもと)の土器の特徴(とくちょう)を残していますし,表面が黒っぽく(みが)かれているのは,瀬戸内(せとうち)北九州(きたきゅうしゅう)より伝わった外来(がいらい)の土器の特徴をもっています。
 南九州では,地元の土器が,どのようにして外来の土器に()きかわっていったのかということが,縄文時代後期における(なぞ)の一つでした。この謎の部分を()き明かしてくれるのが,中岳Ⅱ式土器なのです。
 中岳Ⅱ式土器は,最近(さいきん),志布志道路や東九州自動車道関連の発掘調査(はっくつちょうさ)で,よく出土します。出土例が増えて,縄文時代後期後半の土器の(うつ)り変わりの解明(かいめい)につながることが期待(きたい)されます。
 
 底が小さく不安定な土器という特徴もあります。 在地,外来の両方の特徴を兼ね備えています。
   
 ※ 中岳洞穴遺跡は,「先史・古代の鹿児島」のなかで,詳しく紹介されています。ぜひご覧ください。