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「鹿児島城跡(火除地跡)」の整理指導

 「鹿児島城跡(火除地跡・ひよけちあと)」は,鹿児島市山下町にある遺跡です。遺跡は,城山の麓,鹿児島城の内堀と外堀間の御楼門正面に位置しており,御楼門との間には国道 10 号線が通っています。江戸時代の鹿児島城下絵図では 「明地」等と記されており,当時たびたび火災が発生したことにより,「火除地(火事での延焼防止のために設けられた空き地)」 とされました。
 平成29年12月から平成30年2月まで,鹿児島第3合同庁舎整備事業に伴い,県立埋蔵文化財センターが発掘調査を行いました。現在,報告書刊行のために整理作業を進めています。
 本遺跡では,近世の層から陶磁器や瓦等が出土しています。そこで,6月22日,陶磁器の専門家である鹿児島大学法文学部の渡辺芳郎教授に,出土した陶磁器について指導をいただきました。今回指導していただいたことを活かし,これからの整理作業を進めていきます。
 このように,発掘調査報告書は,専門家の指導や多くの方々の協力によって出来上がります。
 報告書は今年度末刊行されます。今回の指導内容を含め,その調査成果報告にご期待ください。

並べられたパンケース内には出土した陶磁器が入っています

遺物を実見していただきました

指導内容を記録します