熊本地震への支援「文化財レスキュー」
令和8年7月28日に発生した熊本地震で被災した文化財の救援活動が、9月から開始されました。鹿児島県立埋蔵文化財センターでも、職員を交代で熊本県に派遣し、文化財の保護・復旧にあたっています。
文化財は、地域の歴史や人々の記憶を未来へ伝える大切な財産です。当センターでも引き続き、文化財レスキュー活動に取り組んでまいります。
|
|
虎居(とらい)城跡
鹿児島県の北薩広域公園整備(歴史ゾーン)に伴って、令和3~5年度に発掘調査を行いました。
曲輪(くるわ)「中の城(なかのじょう)」は平成20・21年度に川内川激甚災害対策特別緊急事業に伴って発掘調査が行われました。その後工事により一部消失し、現在は3分の1ほどが残っています。
今回の調査で、柱間が4間の総柱(そうばしら)となる掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)が発見されました。この建物跡の柱穴の多くは根石を敷(し)いてあり、かなり強固な建物であったことが想定されます。建物周辺からは中国などから輸入された16世紀後半頃の陶磁器(碗・皿)が出土しています。
虎居城跡は、対岸の公園と橋でつながりました。この結果、城跡がより身近なものとなることでしょう。発掘調査の結果からこの城跡の解明が進み、その成果が公園整備に活用されることが期待されています。
![]() |
|
|
|
|
ワクワク考古楽出前授業IN霧島市立国分南小学校
令和8年5月20日(水)、霧島市立国分南小学校6年生104名に、総合的な学習の時間の導入として「ワクワク考古楽出前授業」を実施しました。
国分南小周辺の遺跡のうち3遺跡について紹介していきました。一つ目は、子どもたちがよく知っている上野原縄文の森にある上野原遺跡です。10,600年前の住居や調理施設の跡などが発見されたことや8,600年前の埋められていた双子壺などがみつかったことを紹介しました。当時、新聞の一面に大きく取り上げられるほどの発見だったことを知り、感心していました。
二つ目は、現在南公園が作られている麓(ふもと)にあたる平栫(ひらがこい)貝塚についてです。子どもたちになじみのある場所が遺跡であることに驚いていました。現在の海岸から約2㎞内へ入ったところに貝塚があることから、縄文時代の海岸線が現在の位置と異なり、国分南小や自分たちの家が当時は海であったことには驚きの声があがりました。
三つ目は、幕末から明治にかけて使用されていた敷根(しきね)火薬製造所跡です。実際に発掘調査した職員が水車を使った火薬製造の方法について説明し、なぜ国分敷根に製造所が作られたのかについて考えていきました。現在も取水口や導水路などが残っており、さらに調査の中で土の中にはまだ多くの施設の跡が確認できたこともていねいに紹介していきました。子どもたちは、集中して話を聞きながらメモを取っていました。
また、実際に出土した土器や石器に触れる時間では,興味津々に説明を聞き,タブレットで写真を撮っていました。土器表面の色の違いに注目し、土器の使用方法について考えたり、土器の文様の付け方など質問したりしていました。特に黒曜石の石鏃(せきぞく)や石斧(せきふ)は人気がありました。
今後は,国分の歴史について調べ学習を進め、パンフレットを作成して修学旅行で配布するそうです。今回の授業を通して,国分の歴史への興味関心がより高まってくれればと思います。どのようなパンフレットができあがるのか楽しみです。

|
|
|
|
ワクワク考古学出前授業IN鹿児島市立桜丘東小学校
令和8年6月11日(木)、鹿児島市立桜丘東小学校の6年1組と2組に、「ワクワク考古楽出前授業」を実施しました。
まず、縄文時代とはどのような時代なのか、子どもたちと一緒に確認しました。
次に、縄文時代の人々も自分たち同じようにこの場所で生活をしていたことを実感してもらうために、学校周辺で見つかった桜ヶ丘団地(さくらがおかだんち)遺跡群や脇田亀ヶ原(わきたかめがはら)遺跡について紹介しました。
また、貝殻条痕(貝がらで文様をつけたあと)のある土器や角筒形、円筒形、レモン形の土器を紹介し、鹿児島県の縄文土器の特徴についても知ってもらいました。
最後に、実際に土器や石器に触れてもらい、歴史の学習や昔の人々の生活をより身近に感じてもらいました。
子どもたちからも「もっと見てみたい!」、「歴史の学習がより楽しみになった」など、社会科学習への関心や意欲の向上が感じられるような感想が聞かれました。休み時間にも熱心に土器や石器に触れたり観察したりする姿も見られました。
|
|
|
|
|
|
ワクワク考古楽出前授業IN志布志市立泰野小学校
令和8年6月10日(水)、志布志市立泰野小学校の6年生に「ワクワク考古楽出前授業」を実施しました。
まず、縄文時代とはどのような時代なのか、遺跡とはどのようなものなのか、子どもたちと一緒に確認しました。
次に、泰野小学校周辺の前谷(まえたに)遺跡や京ノ峯(きょうのみね)遺跡についても紹介し、身近なところに遺跡があることや、昔の人々がこの地で生活していたことを知ってもらうきっかけづくりを行いました。
最後に、実際に土器や石器に触れてもらうことで、歴史の学習や昔の人々の生活をより身近に感じてもらいました。
子どもたちからは「本物に触れるの!?すごい!!」、「もっといろいろなことを調べたくなった。」など、社会科学習への関心や意欲の向上が感じられるような感想をたくさんもらいました。
|
|
|
|
|
|
むかしむかしの霧島市~きりしま国分山形屋展示~
焼山遺跡(伊佐市)がラジオで紹介されます
![]() |
![]() |
本日から開催! 出張「推しの逸品」INさつま町
![]() |
![]() |
![]() |
上野原縄文の森企画展内覧会
7月16日に、上野原縄文の森第76回企画展「新発見! かごしまの遺跡2026」の内覧会を行いました。
7月18日から始まる今回の企画展では、当時の地形を巧みに利用して築かれた曲輪や空堀が確認された「下城跡(姶良市)」や、華南三彩鳥形水注の破片など南九州では出土例の少ない資料が出土した「南水ヶ迫B遺跡(志布志市)」、さらに志布志城と同一台地上に隣接して位置するとともに遺物の共通性が高い「野首遺跡(志布志市)」の3遺跡における最新の発掘調査成果を紹介します。
![]() |
![]() |
出張「推しの逸品」INさつま町
毎週月・木曜日(月・木曜日が祝日、振替休日の場合は翌日)
【主催】
鹿児島県立埋蔵文化財センター
(公財)鹿児島県上野原縄文の森




















