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カテゴリー: 南の縄文調査室から

このページは、発掘調査・整理作業・報告書作成の様子や、埋蔵文化財センタ内ーのできごとを紹介します。

文化財防火デー

1月26日は,法隆寺の金堂壁画が焼損した日(昭和24年)です。昭和30年にこの日を「文化財防火デー」と定め,貴重な文化財を火災・震災などから守るために,全国で防火運動が展開されています。

当センターでも1月24日に埋蔵文化財センターで,1月25日に第2整理作業所で防火訓練を実施しました。

どちらの訓練でもスムーズに避難ができました。また,消火訓練も実施しました。

これからも,防災意識を高めて業務に当たってまいります。

迅速に避難場所に集合できました(第2整理作業所)

消火器を使った消火訓練も行いました(第2整理作業所)

 

埋蔵文化財技術研修講座

埋蔵文化財センターでは,市町村の担当職員向けに,発掘調査の技術向上・支援・情報交換のために研修講座を実施しています。今回は,「近世・近代遺跡の取り扱い」をテーマとして,1月18日・19日に開催しました。

18日は,「埋蔵文化財保護行政の現状と課題」について,文化庁の桑波田武志調査官に講演していただきました。昨今の文化財保護をめぐる社会動向をはじめ,近世・近代遺跡の特性や,今後取り組むべき事項などについて,説明していただきました。

19日は,講座および事例発表を実施しました。講座は,「石造物の取り扱いについて」と題して黎明館の西野元勝さんと,「戦跡の公開と活用について」と題して知覧特攻平和会館の八巻聡さんに,説明・紹介していただきました。

事例発表では,鹿屋市・瀬戸内町の担当職員,及び(公財)鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター職員に,近世や近代遺跡をどのように調査し,また,その成果を報告していただきました。

最後に,全体で質疑応答・意見交換を行い,研修の内容を深めることができました。

2日間の研修で得られた内容を,今後の調査で活かしていただけることを期待しています。

参加者の感想から

・ 近世・近代の文化財について考えるきっかけとなりました。
・ 3DCGデータなど,新しい技術の紹介がありよかったです。
・ 各市町村の取り組みを知るよい機会になりました。

桑波田調査官の講演

講演についての質疑応答

西野さんの講座「石造物の取り扱いについて」

八巻さんの講座「戦跡の公開と活用について」

鹿屋市の事例発表

瀬戸内町の事例発表

(公財)埋蔵文化財調査センターの事例発表

意見交換の様子

エントランスの展示が新しくなりました

埋蔵文化財センターのエントランスに,遺物の展示ケースをご提供いただきました。

現在,河口コレクションの「山ノ口遺跡出土遺物」(錦江町),「推しの逸品」としてインスタグラムで紹介した「龍首水注」(中郡遺跡群:出水市),「土器に刻まれた弥生時代の龍」(諏訪前遺跡:南さつま市)を展示しています。

貴重な遺物を,この機会にご覧ください。

山ノ口遺跡出土遺物

「推しの逸品」

 

発掘調査を開始しました「柳迫遺跡(曽於市末吉町)」

1月から,柳迫遺跡(曽於市末吉町)の発掘調査を開始しました。縄文時代,古代,中世の複合遺跡です。

これまでの調査で,溝跡と思われる遺構が見つかっています。今後の調査で新しい発見があれば,お知らせしていきます。

発掘調査の様子

溝跡と思われる遺構

 

 

中組遺跡(天城町)の発掘調査

昨年の12月から,中組遺跡(天城町)の発掘調査を行っています。

これまでの調査で,近世のものと思われる溝跡や,陶磁器などが出土しています。

道路改築調査のため,遺跡の目の前を道路が通っています。これからも安全に気を付けながら,作業を進めていきます。

発掘調査の様子

収蔵庫増設

埋蔵文化財センターでは現在,新収蔵庫を建設中です。

昭和30年代後半以降の鹿児島県による発掘調査出土品は相当数あり,特にここ10年間の出土品はかなりの量になりました。そのため今の収蔵庫はいっぱいになり,増設計画を進めてきました。

完成すればより多くの出土品の保管が可能で,さらに適正な管理ができ,利活用もしやすくなります。

建設場所は,当センターの駐車場です。これまで大型バスなどが駐車していたところになります。建設車両の出入りなどがありますので,ご来場の際はご留意ください。

 

土器に刻まれた弥生時代の龍

線刻土器(諏訪前遺跡:南さつま市金峰町) ※ クリックで拡大します

弥生時代の土器に刻まれている想像上の生き物・龍(一部欠損)。
龍は水神とも考えられています。大陸から稲作とともに伝わったのでしょうか。辰年にふさわしい土器です。

インスタグラムでも掲載しています。
フォローよろしくお願いします。
https://www.instagram.com/kagoshima_maibun/

辰年に向けて(龍首水注)

中郡遺跡群(出水市)で出土した,中世の青白磁龍首水注(水差し)の一部です。注ぎ口を龍の頭部で表現しています。

中国の景徳鎮窯で生産されました。2.5cmほどの大きさですが,造りは精巧で,目・眉上隆起・冠毛が見られます。国内でも数例しか出土していません。

 

発掘現場から~二子塚B遺跡(大崎町)

現在発掘中の二子塚B遺跡では,多くのピット(柱跡と思われる穴)や,大きな溝跡が見つかっています。遺物では,縄文時代から古墳時代までの土器などが出土しています。

発掘調査は2月までの予定です。

多数見つかったピット

ピットと同じ調査区で見つかった溝跡

別の調査区では,さらに大きな溝跡も見つかっています。

正月準備

年内の業務も残すところあとわずかです。埋蔵文化財センター玄関に,門松が飾られました。

お隣の上野原縄文の森展示館の体験メニュー「門松を作ろう」の,かわいい作品をおすそわけしてもらいました。

【お知らせ】
インスタグラムも始めました。フォローよろしくお願いします。

埋蔵文化財センター玄関

門松