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カテゴリー: 南の縄文調査室から

このページは、発掘調査・整理作業・報告書作成の様子や、埋蔵文化財センタ内ーのできごとを紹介します。

埋蔵文化財専門職員養成講座

  1月19・20日,市町村の文化財担当職員を対象とした,埋蔵文化財専門職員養成講座の上級講座を実施しました。

 今回の講座では,「埋蔵文化財保護制度」をテーマとし,鹿児島県教育庁文化財課桑波田武志係長による「埋蔵文化財保護に係る鹿児島県の現状と課題」についての報告,文化庁の近江俊秀主任文化財調査官による「埋蔵文化財発掘調査等に係る補助制度」,「法的知識」,「行政の役割」などの講義がありました。

 また,近江主任文化財調査官の講義は,テレワーク中のご自宅と当センターをインターネットでつないで,オンラインで行われました。

 参加者のみなさんは,メモをとりながら熱心に聴講されていました。

 今回の講座を通して,各市町村の埋蔵文化財保護行政が,今後もより良く進められていくことを期待しています。

多くの市町村職員に参加いただきました
テレワーク中の近江主任のご自宅から講義
密にならないように座席をずらしています

 

西都原考古博物館への資料貸出

 宮崎県立西都原考古博物館が開催する企画展「古の匠たち~考古資料に見る技巧と造形美~」の集荷作業があり,同博物館の職員の方が来所されました。

 今回当センターから出品するのは,定塚遺跡(曽於市)・建山遺跡(曽於市)・上野原遺跡(霧島市)の縄文時代早期の土器です。これらの土器は,口の部分の形が,円形,方角形,レモン形など,バリエーション豊かになっています。

 入場は無料です。近くにお寄りの際は,ぜひ,ご覧ください。

会場:宮崎県立西都原考古博物館(宮崎県西都市大字三宅字西都原西5670番)
期間:令和3年1月9日(土)~3月14日(日)

「西都原考古博物館」のホームページはこちらからご覧いただけます。

今回出品する縄文時代早期の土器

写真で現状を記録をします

梱包作業中

ていねいに梱包していただきました

久保田牧遺跡(鹿屋市吾平町)現地説明会

 11月14日(土)に,久保田牧遺跡(鹿屋市吾平町)で現地説明会を行いました。

 久保田牧遺跡は,大隅縦貫道の建設工事に伴い,令和元年度から発掘調査を行っている遺跡です。現地説明会では,古墳時代の竪穴建物跡や古代・中世の溝跡・掘立柱建物跡を紹介しました。
 また,地層の説明,出土した遺物の展示も行いました。

 今回は,新型コロナウイルス感染症対策のため,地元の自治会と小中学校にのみ事前に案内を出していましたが,139人の参加者がありました。参加された方々は,約7,300年前の大噴火による火山灰や約6,400年前の池田湖の大噴火で噴出した軽石等が地層となっていることや建物跡等について,担当者からの説明に熱心に耳を傾けられており,古代の吾平の様子を直接感じていただけたようでした。

地層の説明

掘立柱建物跡の柱跡の説明

中世の大きな溝跡

大きな柱穴をもつ古墳時代の竪穴建物跡

文化庁への要望活動オンライン

 「全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会」は,全国の自治体設立による埋蔵文化財センターや出土品管理センターなどが参加し,埋蔵文化財の保護・活用・調査研究の充実と情報交流を目的として設立された組織です。令和元年度から,鹿児島県立埋蔵文化財センターが事務局を務めています。

 10月12日,その連絡協議会の業務の一環として,文化庁への要望活動を行いました。今回は新型コロナウイルス感染症対策として,文化庁と当センターをインターネットでつなぎ,オンラインで実施しました。

 本格的な双方向オンライン会議は,当センターでも初めての試みでしたが,お互いの顔を見ながら話し合いを順調に進めることができました。

 

新城跡・北山遺跡・諏訪ノ前遺跡の確認調査

 新城跡・北山遺跡・諏訪ノ前遺跡は,阿久根市山下にある遺跡です。令和2年9月1日から同月28日まで,南九州西回り自動車道建設に伴い,事前調査を行いました。

 トレンチ(確認用の穴)を設定して調査を行ったところ,いくつかのトレンチ内でピット(柱穴跡)が確認できました。また,陶磁器や土師器などの遺物も出土しました。

 今後行われる本調査に向けて,重要な情報を得ることができました。

トレンチ内の堆積状況を確認

トレンチの位置を機械で記録

トレンチ内の遺物出土状況

 

大学生のインターンシップ

 9月14日から18日までの5日間,鹿児島大学理学部の学生2人が当センターでインターンシップを行いました。

 今回は理系の学生ということで,主に鉄器処理や木器処理などの保存・分析業務を体験してもらいました。2人とも,業務に熱心に取り組んでいました。最終日には,このインターンシップで学んだことをプレゼンにまとめ,発表を行いました。

 また,業務を通して,仕事に関する姿勢や自分の進路について改めて考えることができたようです。

 この経験が,2人の進路選択や就職,これからの生き方について役立てば,大変ありがたいことです。

埋蔵文化財センターの業務について説明

遺構の保存処理方法を見学

木製品の保存処理を体験

蛍光X線による元素分析

最終日にインターンシップで学んだことを発表

企画展内覧会

 9月10日(木)に,第58回上野原縄文の森企画展「新発見! かごしまの遺跡2020 ~発掘調査速報展~」の内覧会が行われました。今回の企画展は昨年度,県立埋蔵文化財センターと(公財)埋蔵文化財調査センターが行った発掘調査や刊行した報告書から最新の調査成果を紹介・展示するものです。

 内覧会では,掲示資料や遺物が来館者に分かりやすく,また,興味を持って見てもらえるような展示になっているかを確認をしていきます。確認の中で修正が必要なものがあれば,その都度作り直し,よりよい展示を完成させていきます。

 第58回企画展は,9月12日(土)から11月8日(日)まで開催しています。ぜひ,上野原縄文の森で「最新の鹿児島の歴史」をご覧ください。

 

令和2年度埋蔵文化財担当職員等講習会オンライン

 文化庁主催の「埋蔵文化財担当職員等講習会」参加についての報告です。

 この講習会は,国の埋蔵文化財保護行政に関する施策を紹介するとともに,地方公共団体における埋蔵文化財保護の取り組みについても広く紹介することで,各地の埋蔵文化財保護行政に活かしてもらうことを目的として年度ごとに開催されています。

 これまでは国内各地で開催されていましたが,今年度は,新型コロナ感染症対策として,初のオンライン開催となりました。

 8月26日(水),当センターもオンラインで参加し,センター職員等計17人が受講しました。

 普段は通常業務の調整や旅費の関係で参加できなかった職員も,オンライン受講が可能となったことで多くのことを学べる講習会となり,有意義な時間を共有することができました。

 また,資料は文化庁のホームページでも配布されていますので,興味のある方はご覧ください。

文化庁「埋蔵文化財」のページはこちらから

 

発掘された日本列島2020展解説動画

現在開催中の「発掘された日本列島2020」展について,文化庁が江戸東京博物館の展示品の映像を撮影し,調査官による遺跡・遺物の解説動画をネット配信しています。
鹿児島県から出品した「鞍曲遺跡出土遺物」も,vol.2で紹介されています。ぜひ,ご覧ください。

解説動画は,下記のリンクからご視聴いただけます。

発掘された日本列島2020(YouTube)