新任式
令和6年4月1日,新年度がスタートしました。
この日新任式を行い,7人の転入職員を迎え入れました。
総勢27名で業務に取り組んでまいります。
令和5年度離任式
第二収蔵庫完成
国分シビックセンター(霧島市)で展示中
文化財防火デー
1月26日は,法隆寺の金堂壁画が焼損した日(昭和24年)です。昭和30年にこの日を「文化財防火デー」と定め,貴重な文化財を火災・震災などから守るために,全国で防火運動が展開されています。
当センターでも1月24日に埋蔵文化財センターで,1月25日に第2整理作業所で防火訓練を実施しました。
どちらの訓練でもスムーズに避難ができました。また,消火訓練も実施しました。
これからも,防災意識を高めて業務に当たってまいります。
埋蔵文化財技術研修講座
埋蔵文化財センターでは,市町村の担当職員向けに,発掘調査の技術向上・支援・情報交換のために研修講座を実施しています。今回は,「近世・近代遺跡の取り扱い」をテーマとして,1月18日・19日に開催しました。
18日は,「埋蔵文化財保護行政の現状と課題」について,文化庁の桑波田武志調査官に講演していただきました。昨今の文化財保護をめぐる社会動向をはじめ,近世・近代遺跡の特性や,今後取り組むべき事項などについて,説明していただきました。
19日は,講座および事例発表を実施しました。講座は,「石造物の取り扱いについて」と題して黎明館の西野元勝さんと,「戦跡の公開と活用について」と題して知覧特攻平和会館の八巻聡さんに,説明・紹介していただきました。
事例発表では,鹿屋市・瀬戸内町の担当職員,及び(公財)鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター職員に,近世や近代遺跡をどのように調査し,また,その成果を報告していただきました。
最後に,全体で質疑応答・意見交換を行い,研修の内容を深めることができました。
2日間の研修で得られた内容を,今後の調査で活かしていただけることを期待しています。
参加者の感想から
・ 近世・近代の文化財について考えるきっかけとなりました。
・ 3DCGデータなど,新しい技術の紹介がありよかったです。
・ 各市町村の取り組みを知るよい機会になりました。
エントランスの展示が新しくなりました
埋蔵文化財センターのエントランスに,遺物の展示ケースをご提供いただきました。
現在,河口コレクションの「山ノ口遺跡出土遺物」(錦江町),「推しの逸品」としてインスタグラムで紹介した「龍首水注」(中郡遺跡群:出水市),「土器に刻まれた弥生時代の龍」(諏訪前遺跡:南さつま市)を展示しています。
貴重な遺物を,この機会にご覧ください。
発掘調査を開始しました「柳迫遺跡(曽於市末吉町)」
1月から,柳迫遺跡(曽於市末吉町)の発掘調査を開始しました。縄文時代,古代,中世の複合遺跡です。
これまでの調査で,溝跡と思われる遺構が見つかっています。今後の調査で新しい発見があれば,お知らせしていきます。
中組遺跡(天城町)の発掘調査
昨年の12月から,中組遺跡(天城町)の発掘調査を行っています。
これまでの調査で,近世のものと思われる溝跡や,陶磁器などが出土しています。
道路改築調査のため,遺跡の目の前を道路が通っています。これからも安全に気を付けながら,作業を進めていきます。