南の縄文調査室から平成25年7月

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• 平成２５年７月１1日（木）
  
  館内展示(かんないてんじ)を入れ替(か)え中です…　～南の縄文調査室のお仕事３「館内展示」～

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県立埋蔵文化財センターには，館内展示スペースとして，エントランスの展示コーナーと，館内６カ所の掲示板(けいじばん)，２階調査室(ちょうさしつ)前の展示ケース１台があります。その展示の企画(きかく)と入(い)れ替(か)えは，南(みなみ)の縄文調査室(じょうもんちょうさしつ)の職員(しょくいん)が担当(たんとう)しています。 　現在(げんざい)，館内の展示をリニューアル中です。エントランスの展示コーナーには新たに展示ケースを２台設置(せっち)し，本物の土器や石器をさらに多く展示しています。 　また，館内６カ所の掲示板もリニューアル。１階の掲示板では，今年４月に発足(ほっそく)した（公財）埋蔵文化財調査センターの業務(ぎょうむ)を紹介(しょうかい)しています。２階の掲示板では，東日本大震災復興支援(ひがしにほんだいしんさいふっこうしえん)のため被災地(ひさいち)に赴(おもむ)いている当センター職員の活躍(かつやく)の様子(ようす)を「東北(とうほく)だより」として紹介しています。 　もうすぐ夏休み。埋蔵文化財センターでは館内展示を新(あら)たにして，皆様(みなさま)のご来館(らいかん)をお待(ま)ちしています。
エントランスの新しい展示ケース	１階掲示板「調査センター発足」	２階掲示板「東北だより」

平成２５年７月１８日（木）

この暑(あつ)さで溶(と)けてしまったのでしょうか？　～謎(なぞ)の「トロトロ石器(せっき)」～

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梅雨(つゆ)も明(あ)け，夏本番(なつほんばん)の季節(きせつ)となりました。野外(やがい)で発掘調査(はっくつちょうさ)をしていると，この暑さで身体(からだ)まで溶けてしまいそうになります。 　写真(しゃしん)の石器は，縄文時代(じょうもんじだい)の石器で，形は石鏃(せきぞく)に似(に)ていますが，表面(ひょうめん)が熱(ねつ)でとろっと溶けたようになっています。熱で溶けたわけではありませんが、見た感じで「トロトロ石器」と呼(よ)ばれています。この「トロトロ石器」は，県内(けんない)でも上野原遺跡(うえのはらいせき)をはじめ十数カ所の遺跡からしか見つかっていません。また，縄文時代早期(そうき)（約８，０００年前）の押型文(おしがたもん)土器と一緒(いっしょ)に出土(しゅつど)することが多いということぐらいしかわかっておらず，何のために作られたのかははっきりしていません。 　でも，よく見ると，この「トロトロ石器」，形が超有名(ちょうゆうめい)なオバケ漫画(まんが)の登場人物(とうじょうじんぶつ)に似ていると思いませんか？オバケだけに謎(なぞ)だらけなのかもしれませんね。
「トロトロ石器」のそろい踏(ぶ)み	あのアメリカオバケに似てません？	２階調査室前に展示中です