6月16日,出水市立米ノ津東小学校の6年生を対象に「ワクワク考古楽」を実施しました。今回は,出水市内で行われた発掘調査の成果をもとに,米ノ津の歴史や遺跡について理解や関心を深めることを目的に授業を行いました。
まず初めに,埋蔵文化財センターの仕事について紹介しました。
次に,縄文時代が何年続いたのか,日本の歴史全体に占める時間の割合はどれくらいになるのか,表を使って実感してもらいました。さらに,鹿児島の縄文時代を代表する上野原遺跡について紹介し,当時の人々がどのような生活をしていたのか説明しました。
続いて,学校周辺の遺跡として,近年発掘調査が行われた六反ヶ丸遺跡と山ノ段遺跡を紹介しました。発掘調査の様子や見つかった遺構・遺物などを,写真を使って説明しました。
また,本物の土器や石器を手に取ってもらい,その手触りや質感を実感してもらいました。
今回の授業を通して子どもたちは,自分たちの住んでいる地域で1万年以上前から人々が暮らしていたことを知り,地域の歴史や文化財について理解を深めることができたようでした。