11月から発掘調査を開始した遺跡があります。今回はその様子を紹介します。
「虎居城跡」
虎居城跡は,薩摩郡さつま町にある縄文時代から中世山城跡の遺跡です。平成20・21年度に「川内川激甚災害対策特別緊急事業」のために発掘調査行いました。その後は,「北薩広域公園整備事業」のために継続して調査を行ってきました。今回も公園整備事業の調査になります。
調査は始まったばかりで,まずは環境整備や調査区の設定から行いました。掘り下げたところ,中世・近世の陶磁器や瓦などが見つかっています。
「二子塚B遺跡」二子塚B遺跡は,曽於郡大崎町にある遺跡です。「県道黒石串良線道路整備」のために,令和4年度から発掘調査を行っており,その時の調査で縄文時代の竪穴建物跡や土器,弥生時代の土器,古墳時代の土坑や竪穴建物跡が見つかっています。
今年度も既に多くの遺物が出土しています。昨年度よりも,もっと貴重な発見があるかもしれません。
どちらの遺跡も調査が始まったばかりです。詳細はまた改めて紹介したいと思います。