西南戦争では尾根や山頂に,政府軍も西郷軍も堡塁を築きました。堡塁とは,敵の攻撃から身を守って,攻撃をするための防御施設です。写真の堡塁は,全長 10,8m,最大幅 7mで,人が攻撃から隠れる胸壁(きょうへき)という壁は厚さ2,3m程度あります。高熊山では,最大級の大きさで,小隊長などの指揮者が陣取ったものかもしれません。