縄文時代早期の後半になると埋設土器が出現します。祭祀行為として,特別な場所に意図的に埋められたものと推定されます。
1号埋設土器は,直径34㎝,深さ13cmの穴から,口径24.5cm,器高約20cmの深鉢形の山形押型文土器(約8,000年前)が出土しています
2号埋設土器は,直径24cm,深さ19㎝の穴から,口縁部は欠損していますが,底径は13.8㎝の壺形と推定される塞ノ神(せのかん)式土器(約8,000年前)が出土しています。
細山田段遺跡の埋設土器は,何を目的として埋められたのでしょうか。