峠の最頂部において,「塚状積石」と呼ばれる遺構が発見されています。峠の最高地点を切り通すときに出た石を積み上げたものと考えられています。
時期や用途が不明ですが,類例から,中世以降で,境界を表す機能や街道に関わる峠の祭祀遺構の可能性があるようです。
峠を通るときの無事を祈ったのでしょうか?