弥生時代の用途不明の装飾木製品です。樹種はイスノキで,全面に丁寧な加工が施されており,突起部分の間は磨きがなされています。
先端部は薄く削られており,刀身状になっています。その下部には,4条の段が削り出されており,装飾性が非常に高いものです。
先端部には,糸を巻き付けたような痕(あと)が両縁に二か所ずつあり,何かに結びつけて使う付属品の可能性が高いです。
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