土馬とは,馬の形をした土製品です。ピット(小さい穴状の遺構)の中から出土しました。色が黒く,頭部や尾部(びぶ)は欠けていて,頭部が大きく,四肢が短いです。また,足や背中に穴があけられており,焼成用の空気抜きの可能性があります。
鹿児島では,このような土製品が古代官道(かんどう)周辺で出土する例が多く,外来の災厄(さいやく)を防ぎ,村内の疫病を追い出し,土地神を和(なご)めるための祭祀(さいし)に用いられたのではないかと考えられています。