国の文化審議会が令和7年3月21日に開かれ,「山ノ口遺跡(錦江町)出土品」を国の重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
山ノ口遺跡は,昭和33年~36年に河口貞徳氏が主体となって発掘調査を行った遺跡です。
南九州の弥生時代中期を代表する標式遺跡であるとともに,環状の配石遺構の周囲に岩偶などの軽石製品や孔が開けられた多数の土器などが出土した祭祀遺跡として学史的にも著名です。
指定されれば,県内の重要文化財(考古資料)としては7件目となります。
文化庁:文化審議会の答申(国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定等)(文化庁へのリンク)
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(195)「山ノ口遺跡」(PDF)