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発掘調査報告書から「久保田牧遺跡3」(鹿屋市吾平町)

久保田牧遺跡は,鹿屋市吾平町麓に所在する,縄文時代早期から中世にかけての複合遺跡で,今回「縄文時代前期中葉から古墳時代編」を刊行しました。

遺構は,縄文時代前~中期・後期・晩期~弥生時代にかけての土坑や落とし穴・集石遺構などが検出されました。

遺物は,土器が曽畑式土器・深浦式土器・野久尾式土器・船元Ⅱ・Ⅲ式土器・丸尾式土器・中岳Ⅱ式土器・黒川式土器・刻目突帯文土器,石器は打製石斧や打製石鏃・石匙などが多く出土しています。

また,古墳時代の竪穴建物跡からは多くの成川式土器が出土しており,土器棺や土器溜まりも検出されました。これらの遺構・遺物は大隅半島の当時の様子を知る上で貴重な資料となります。

『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(232)「久保田牧遺跡3」(縄文時代前期中葉~古墳時代編)(PDF)

遺跡空撮

竪穴建物跡内遺物出土状況

古墳時代の遺構内出土土器