令和7年4月22日,霧島市立国分南小学校で,6年生88名にワクワク考古楽出前授業を実施しました。
今回は,総合的な学習の時間を活用して,縄文時代について紹介しました。国分南小に最も近い遺跡である上野原遺跡では,多くの住居跡などの遺構が発見され,国の史跡になっていて,土器や石器など767点の遺物が重要文化財になっており,全国的に注目された遺跡であること,火山に囲まれた生活や,貝塚の位置から海岸線が現在と異なる位置にあったことなどに,子どもたちは驚いていました。また,縄文時代の衣食住について,発掘調査から分かったことを紹介すると,意欲的にメモをとりながら聞いていました。
実際に出土した土器や石器に触れる時間では,興味深く説明を聞き,石器の用途について考え,石器を触れる際は,大事に扱う様子が印象的でした。
今後は,上野原縄文の森へ見学に行き,調べ学習を進めていくそうです。今回の授業を通して,縄文時代や当時の人々の生活についてさらに「知りたい」という気持ちをもち,学習を深めるきっかけになってもらればと思います。
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