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ワクワク考古楽出前授業IN霧島市立国分南中学校

令和7年5月16日,国分南中学校でワクワク考古楽出前授業を実施しました。今回は一年生を対象に,国分南中学校が毎年夏休みに行っている「上野原遺跡ボランティアガイド」の紹介と,上野原遺跡について学習しました。

ボランティアガイドは平成11年から始まり,今年で27回目を迎えます。上野原遺跡が発見された頃のボランティア活動の様子や,テレビニュースの特集をビデオで観たり,中学時代にガイドに参加した職員(国分南中卒業生)の声を聞いてもらったりしました。

次に,上野原遺跡のすばらしいところについて学習しました。上野原遺跡は約10,600年前の国内最古・最大級の集落跡が発見され国指定史跡になっていることや,約8,600年前の対で埋められた壺形土器を中心に祭祀が行われた場所から出土した土偶や耳飾りなど767点が国の重要文化財に指定されていることを紹介すると,生徒たちは興味深く耳を傾けていました。

南九州の縄文土器の特徴として,底が平らで口の部分の形が四角やレモン形であることや,縄ではなく貝殻で文様をつけていることなどを説明しました。生徒たちは本物の土器を,興味深く観察していました。

また今回は,体験活動として,勾玉づくりを行いました。生徒たちは,思い思いの形の勾玉を楽しんで作ることができました。

今年の夏休みも,たくさんの生徒がボランティアガイドに参加してくれることを期待しています。

上野原遺跡の調査成果を紹介しました

実際の土器や石器に触れて体験しました

みんなで勾玉づくりに挑戦