立塚遺跡は,鹿屋市吾平町に所在する縄文時代早期から近世にかけての複合遺跡です。今回の報告書は,古墳時代から近世かけての調査成果をまとめています。
古墳時代の調査では,土器の底部が入ったピットが検出され,甕や高坏,鉢等の遺物が出土しました。
また,古代の調査では,古道や溝状遺構,掘立柱建物跡,畝間状遺構等の遺構が検出され,多量の土師器の坏や椀,甕や須恵器等が出土しました。
さらに,近世の調査では,薩摩焼や肥前系の陶磁器が出土しました。
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(228)「立塚遺跡2(古墳時代以降編)」(PDF)
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