令和7年7月24日,鹿児島市の荒田児童クラブでワクワク考古楽出前授業を実施しました。今回は小学校1・2年生が中心となることから,考古学に触れてもらうことをテーマとして,授業を行いました。
はじめに,埋蔵文化財センターで行っている仕事は,どのようなものかをクイズ型式で紹介しました。「発掘」というと,遺跡と化石の両方が思い浮かぶのですが,考古学では遺跡を発掘して,当時の人間が使っていた物品や住居の跡を調べることを説明しました。
次に,県内の遺跡で発掘された石器や土器,須恵器や陶磁器などの遺物を実際に見て,触ってもらいました。今回は幅広い歴史に興味を持ってもらうため,縄文時代から江戸時代までの遺物に触れてもらいました。
まだ社会科の学習がスタートしていない1,2年生ですが,この体験が歴史に興味・関心を持つきっかけになることを期待しています。
最後に,化石の話題も出ましたので,同じ「発掘」の仲間として,少しだけ鹿児島県立博物(http://www.pref.kagoshima.jp/hakubutsukan/index.html )別館の化石展示室(http://www.pref.kagoshima.jp/bc05/hakubutsukan/tenji/4/4kai-1.html )についても紹介しました。
【児童の感想】
・古いものをたくさん見たりさわったりできてうれしかった。もっと石器を長い時間さわって見たかった。
・古い石器や黒曜石を見られてうれしかった。古くからの石器をまだいっぱい見てみたい。形・大きさ・重さがそれぞれぜんぜん違った。
・石器をさわったら,ざらざらしました。持ったら重たかったです
・矢の先っぽがマウスの矢印みたいでした。
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