令和8年2月14日(土),薩摩川内市立高来小学校の家庭教育学級において,保護者の方々を対象とした出前授業を「子育てに生かせる縄文時代の知恵」をテーマに,行いました。
まず前半に,フィールドワークを行いました。高城郷の麓集落や地頭仮屋跡,妹背城跡など学校から程近いところにある史跡を,職員の説明を交えて実際に歩きました。特に妹背城址の見学では,何度か直角に折れる変化に富んだ道を歩き,歩きづらさを実感することで「これは攻めづらい…」とこの地に山城を築いた意図を体感していただきました。。参加した保護者の方からも「こんなところがあるなんて知らなかった。」,「より地域への理解が深まった。」などの声が聞かれました。
後半は,テーマ「子育てに生かせる縄文時代の知恵」についての説明を行いました。生活環境が加速度的に変化し,より便利になっている一方で,「人間関係の希薄化」や「地域社会やコミュニティー意識の衰退」等の問題がある現代人の生活と,狩猟や採集,住居づくり等を人々が協力して行い,約1万3000年という長きにわたって平和な時代を築き上げていた縄文人たちの生活とを比較し,「現代社会に生かせるものはないか?」ということを一緒に考えました。
その中で,「便利さはないかもしれないが,人々が自然と協力し合えることがよい。」,「人と直接関わる機会を増やすことが,お互いの理解につながるのではないか。」という考えを見いだすことができました。
また,縄文人たちがものを大切に扱っていた「もったいない。」の精神についてもふれ,SDGsという言葉がなかった時代に,すでにその意識をもっていた縄文人たちのすごさについても理解を深めることができました。
授業の後には,「縄文時代の生活について興味が出てきた。」「もっと多くの保護者の方々にも知ってもらいたい。」などの感想が寄せられました。
今回は,保護者の方に向けた出前授業でしたが,大変興味を持って聞いて,終始楽しい雰囲気の中で授業を行うことができました。
この学びをきっかけに,保護者と子どもたちが一緒になって地域の歴史や文化に目を向け,郷土への愛情をより一層深めていくことを願っています。
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