鹿児島県の北薩広域公園整備(歴史ゾーン)に伴って、令和3~5年度に発掘調査を行いました。
曲輪(くるわ)「中の城(なかのじょう)」は平成20・21年度に川内川激甚災害対策特別緊急事業に伴って発掘調査が行われました。その後工事により一部消失し、現在は3分の1ほどが残っています。
今回の調査で、柱間が4間の総柱(そうばしら)となる掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)が発見されました。この建物跡の柱穴の多くは根石を敷(し)いてあり、かなり強固な建物であったことが想定されます。建物周辺からは中国などから輸入された16世紀後半頃の陶磁器(碗・皿)が出土しています。
虎居城跡は、対岸の公園と橋でつながりました。この結果、城跡がより身近なものとなることでしょう。発掘調査の結果からこの城跡の解明が進み、その成果が公園整備に活用されることが期待されています。
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