南の縄文調査室から平成29年5月
- 平成29年5月30日(火)
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埋蔵文化財センターの1階エントランス 河口コレクションコーナーをリニューアルしました!! 1階エントランスの河口コレクションコーナーの展示入れ替えを行いました。
今回は,「南島の考古学」と題して,宇 宿 貝塚,喜 念 貝塚,住吉貝塚,中 甫 洞穴,浜坂貝塚の出土資料を展示しています。
あわせて,国指定史跡に登録された面縄 貝塚の出土品と県内初(国内でも3例目)の発見となった牧山遺跡出土の銅鑿 も展示しています。
埋蔵文化財センターにお越しの際は,ぜひご覧ください。 - 平成29年5月19日(金)
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ようこそ!埋蔵文化財センターへ!! 鹿屋市立田崎小学校のみなさん 本日は,鹿屋市立田崎小学校6年生と引率の先生方あわせて95名のみなさんが,埋蔵文化財センターの見学にいらっしゃいました。 -
南の縄文調査室から平成29年4月
- 平成29年4月26日(水)
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ようこそ!埋蔵文化財センターへ!! 学校法人川島学園れいめい中学校のみなさん 本日は,川島学園れいめい中学校2・3年生と引率の先生方あわせて86名のみなさんが,埋蔵文化財センターの見学にいらっしゃいました。 -
埋文だより第72号
かごしま遺跡フォーラム2016
紀要第9号

-九州中部の出土状況をもとに-
江神 めぐみ
竪野(冷水)窯跡出土の白薩摩「型打ち製品」の年代観
南の縄文調査室
《外部資料調査の成果から》
鹿児島県中種子町三角山Ⅰ遺跡出土
縄文草創期土器の成形技術とその変異性の研究
飯塚 文枝,出穂 雅実,パメラ・バンディバー,大久保 浩二
《資料紹介》
鹿児島県出土の古代の焼塩土器等に関する覚え書き
上床 真
《資料集成》
鹿児島県内の耳栓状土製品集成
南の縄文調査室
---------------年報
平成27年度
南の縄文調査室から平成28年12月
- 平成28年12月1日(木)
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かごしま遺跡フォーラム2016を開催します 「遺跡が語る!ドラマティック・ヒストリー-舞台は薩摩-」 -
鹿児島県立埋蔵文化財センターでは,下記の日程で『かごしま遺跡フォーラム2016「遺跡が語る!ドラマティック・ヒストリー-舞台は薩摩-」』を開催します。 ※ 画像をクリックすると,日程等を掲載したチラシがダウンロードできます。 【日時】 平成28年12月17日(土) 10:00~16:30※終了しました
【場所】 鹿児島県立図書館 大研修室
【内容】 第1部 <速報>鹿児島の遺跡を掘る!
① 「県立埋蔵文化財センターの発掘調査」
② 「(公財)埋蔵文化財調査センターの発掘調査」
第2部 「遺跡が語る!ドラマティック・ヒストリー-舞台は薩摩-」
① 「敷根火薬製造所跡の発掘調査速報」
② 「久慈白糖工場跡の発掘調査速報」
③ 世界文化遺産登録1周年記念
『明治日本の産業革命遺産』作文コンクール表彰式
④ 「鹿児島(鶴丸)城跡の発掘調査について(概要)」
講 演
「再発見!鹿児島(鶴丸)城跡の真価」
-島津氏の築城技術と伝統性を探る-
宮武 正登 氏(佐賀大学教授)
※講演終了後,宮武先生による現地解説があります。第5回目の今回は,「遺跡が語る!ドラマティック・ヒストリー-舞台は薩摩-」をテーマに,鹿児島の近代化を語る遺跡の調査成果や石垣修復のための発掘調査を行っている鹿児島(鶴丸)城跡に関する内容を中心に企画しました。ドラマティックな歴史満載の“鹿児島の魅力”を存分に体感してください。 ※過去のフォーラムの様子と配付資料は,こちらからご覧いただけます。 ※ 鹿児島県教育委員会のホームページからもご覧いただけます(外部サイトへリンク) 。
埋文だより第71号
南の縄文調査室から平成28年9月
- 平成28年9月29日(木)
- エントランス展示コーナーをリニューアル!
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1階エントランスでは,河口コレクションの貴重な遺物をご覧いただけます。今回から,展示スペースを1.5倍に拡大し,さらに多くの遺物をご覧いただけるようなりました。ただ今,大原遺跡(鹿児島市本名町)と面縄貝塚(大島郡伊仙町),嘉徳遺跡(大島郡瀬戸内町)の土器や石器,貝製品を展示中です。 展示品の中から,今回は,嘉徳遺跡の携帯用土器をご紹介します。嘉徳遺跡で出土した携帯用土器は2個あり,一つは遺跡西端の方形の石組遺構の中に,もう一つは遺跡東端の土坑の中に納められていました。
東端の土坑に納められていた携帯用土器(①)は,口縁部が二重に作られています。底部の両側にある横紐穴から紐を通して,胴部外側の溝を通り,内と外の口縁の間を通して,口縁上で十文字に結んで吊すように作られています。非常に凝った作りになっています。
一方,西端の石組遺構に納められていた携帯用土器(②)は,東側の土器と比べて,幾分簡略化された作りになっています。紐を通す穴は口縁部の左右に一穴あけられたのみで,紐も一重に結んで吊すようになっていますが,これは,実用に即して形態が進化したのではないかと考えられています。
このような携帯用の土器は,他に類例のない珍しいもので,奄美の環境から生まれたものだったのかもしれません。①の携帯用土器(レプリカ) ②の携帯用土器
図上にカーソルを置くと,紐の通し方が図示されます。①の携帯用土器の実測図 ①の携帯用土器の出土状況と遺構実測図 ※西端の石組遺構に納められていた携帯用土器は,現在,縄文の森展示館常設展示室「古の美術品」コーナーに展示中です。 ※展示中の三つの遺跡は,それぞれ,「先史・古代の鹿児島」の中で,詳しく紹介されています。 ・ 大原遺跡につきましては,ここからご覧いただけます。 ・ 面縄貝塚につきましては,ここからご覧いただけます。 ・ 嘉徳遺跡につきましては,ここからご覧いただけます。