7月31日,鹿児島県立大口高校で「わくわく考古楽」の出前授業を行いました。
まず,埋蔵文化財センターの業務である発掘調査や報告書作成について説明しました。
次に,伊佐地区に残る西南戦争に関連する遺跡を紹介し,その当時の様子を文献資料をもとに説明しました。
また,実際に今年5月31日から6月7日まで行った高熊山激戦地跡の発掘調査から明らかになったことを,調査時の写真や遺物などを交えて,説明しました。
生徒たちは今回の授業を通して,西南戦争の詳しい経緯を学び,出土した本物の資料を見ることで,地域の歴史や身近に残る遺跡に関心を深めたようでした。
(生徒たちの感想から)
・ 自分たちの生まれた土地で起きた出来事をよく知らなかったが,今回の授業で地元で起きた西南戦争の内容をよく知ることができた。
・ 地元の遺跡や物にもっと興味を持っていろいろな場所に行ってみたいと思った。
・ 普段受けない授業だったので,すごく面白かった。これからも,様々な機会を通して色々な歴史に触れていきたいと強く思った。