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縄文の森から 平成26年10月

平成26年10月7日(火)

常設展示室の河口コレクションコーナーをリニューアルしました。

河口コレクションのうち
鹿児島市の「一之宮遺跡(いちのみやいせき)」「草野貝塚(くさのかいづか)」出土資料

 常設展示室で,長年,鹿児島県の考古学界をリードしてきた考古学者,河口貞徳(かわぐちさだのり)氏(1909~2011)が調査した遺跡の考古資料等を紹介しています。
 今回は,鹿児島市郡元にある一之宮遺跡と,同市下福元町にある草野貝塚です。
 一之宮遺跡は,県内の発掘調査で初めて,弥生時代の住居跡が発見されたことから,昭和28(1953)年9月7日,「弥生式住居跡」として,県指定史跡に指定されました。
 また,草野貝塚は,約3,500年前(縄文時代後期)の貝塚で,市来(いちき)式土器,草野式土器,貝製品,軽石製品などが多く出土しました。南九州における縄文時代後期の人々の交易や生活を知る上で,貴重な遺跡です。