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縄文の森から 平成27年2月

平成27年2月2日(月)

常設展示室の河口コレクションコーナーをリニューアルしました。

河口コレクションのうち
(みや)田ヶ(たが)(おか)(かわら)窯跡(かまあと)
(姶良市),「(ひら)(がこい)貝塚(かいづか)(霧島市)出土資料

常設展示室で,長年,鹿児島県の考古学界をリードしてきた考古学者,河口貞徳(かわぐちさだのり)氏(1909~2011)が調査した遺跡の考古資料等を紹介しています。
 今回紹介するのは,姶良市姶良町にある宮田ヶ岡瓦窯跡と,霧島市国分上井にある平栫貝塚です。
 宮田ヶ岡瓦窯跡は,霧島市大隅国分(おおすみこくぶん)()の瓦を作った窯跡ということで,平成16(2004)年に,「大隅国分寺跡(つけたり)宮田ヶ岡瓦窯跡」として,国史跡「大隅国分寺跡」に追加指定されました。
 また,平栫貝塚は,縄文時代早期の貝塚で,貝殻(かいがら)(じゅう)(こつ)のほか,平栫式土器,塞ノ(せの)(かん)式土器,石器などが出土しました。南九州では,縄文時代前期以降の貝塚が見られますが,これよりも早い時期の貝塚として知られています。