ワクワク考古楽出前授業in鹿児島盲学校
7月11日,鹿児島県立鹿児島盲学校でワクワク考古楽を実施しました。今回は,「発掘調査の方法や西南戦争の遺跡の発掘調査成果を知ろう」という学習課題をもとに,授業を行いました。
はじめに,埋蔵文化財センターの業務について紹介しました。発掘調査の方法を紹介するとともに,その成果が世界遺産や国の史跡の指定に役立っていることを説明しました。
次に,西南戦争時の西郷軍と政府軍の進路と,関連する「滝ノ上火薬製造所跡」,「高熊山激戦地跡」,「チシャヶ迫堡累群跡」,「岩川官軍墓地」の発掘調査の調査成果を紹介しました。
最後に,発掘調査で見つかった遺物に触れる活動を行いました。西南戦争で使われた本物の銃弾のほか土器・石器にふれ,手触りや重さを体感しました。
生徒たちは今回の授業を通して,地域の歴史や先人たちの活躍を理解することができたと思います。これからも,いろいろな活動を通して地域のことを学んでもらいたいと思いました。
牧園中学校での出前授業
11月8日(金)に,霧島市立牧園中学校の生徒に,5時間目・6時間目を利用して出前授業を行いました。
まず,5時間目に埋蔵文化財センターが行っている業務の紹介を行いました。続いて,日本史の学習で西南戦争の政府軍と西郷軍の進路について調べる学習と関連付けて,校区内にも戦闘の跡が残っていることを紹介しました。また,実際の堡塁の配置や写真を紹介しました。
6時間目は,火おこし体験と本物の土器や石器に触れる活動を行いました。火おこしは,二人一組で協力して火を点けることができました。また,土器の文様や石器の製作方法を興味深く観察していました。
生徒たちは,今回の学習を通して,日本の歴史を左右する大きな出来事が身近で起きていたことを知り,先人たちのはたらきについて理解を深めた様子でした。