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カテゴリー: 南の縄文調査室から

このページは、発掘調査・整理作業・報告書作成の様子や、埋蔵文化財センタ内ーのできごとを紹介します。

鹿児島空港パネル展示

6月4日,鹿児島空港3階のギャラリーフレンドリーに,鹿児島県立埋蔵文化財センターと上野原縄文の森の紹介パネルを展示しました。

空の玄関口空港にかけて,遺跡上空からの写真をたくさん使用しました。

上野原遺跡は着陸直前に右手側に見えることが多いですが,ぜひご覧ください。

7月19日まで展示しています。

展示作業の様子

鹿児島県内の遺跡を紹介しています

飛行機から上野原遺跡を探してみてください

 

 

下城跡(姶良市北山)の発掘調査

姶良市の下城跡の発掘調査が始まりました。下城跡は戦国時代,この地方の地頭であった梅北国兼(うめきたくにかね)の山城だったと伝えられています。

調査前に伐採をしたところ,山城の形がはっきり見えてきました。またこの日は,現状確認のためにラジコンヘリによる空撮も行いました。

現在,曲輪に上り下りする階段を設置したり,安全に調査を行うために柵を立てたりしています。今後の発掘調査の成果が期待されます。

伐採によって曲輪や堀の形状がよくわかります

道路から曲輪上部までかなりの高低差があります

曲輪に上がる階段を整備中

ラジコンヘリによる空撮

空撮の様子(〇の中にヘリがいます)

空撮画像(桜島が臨めます)

発掘調査が始まりました

5月から,「名主原遺跡(鹿屋市吾平町)」と「二子塚B遺跡(大崎町)」の発掘調査が始まりました。

どちらの遺跡も昨年度の調査で,貴重な遺構・遺物が見つかっており,今後の調査報告が期待されています。

名主原遺跡発掘調査の様子
名主原遺跡発掘調査の様子
二子塚B遺跡発掘調査の様子

二子塚B遺跡発掘調査の様子

文化財防火デー

1月26日は,法隆寺の金堂壁画が焼損した日(昭和24年)です。昭和30年にこの日を「文化財防火デー」と定め,貴重な文化財を火災・震災などから守るために,全国で防火運動が展開されています。

当センターでも1月24日に埋蔵文化財センターで,1月25日に第2整理作業所で防火訓練を実施しました。

どちらの訓練でもスムーズに避難ができました。また,消火訓練も実施しました。

これからも,防災意識を高めて業務に当たってまいります。

迅速に避難場所に集合できました(第2整理作業所)

消火器を使った消火訓練も行いました(第2整理作業所)

 

埋蔵文化財技術研修講座

埋蔵文化財センターでは,市町村の担当職員向けに,発掘調査の技術向上・支援・情報交換のために研修講座を実施しています。今回は,「近世・近代遺跡の取り扱い」をテーマとして,1月18日・19日に開催しました。

18日は,「埋蔵文化財保護行政の現状と課題」について,文化庁の桑波田武志調査官に講演していただきました。昨今の文化財保護をめぐる社会動向をはじめ,近世・近代遺跡の特性や,今後取り組むべき事項などについて,説明していただきました。

19日は,講座および事例発表を実施しました。講座は,「石造物の取り扱いについて」と題して黎明館の西野元勝さんと,「戦跡の公開と活用について」と題して知覧特攻平和会館の八巻聡さんに,説明・紹介していただきました。

事例発表では,鹿屋市・瀬戸内町の担当職員,及び(公財)鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター職員に,近世や近代遺跡をどのように調査し,また,その成果を報告していただきました。

最後に,全体で質疑応答・意見交換を行い,研修の内容を深めることができました。

2日間の研修で得られた内容を,今後の調査で活かしていただけることを期待しています。

参加者の感想から

・ 近世・近代の文化財について考えるきっかけとなりました。
・ 3DCGデータなど,新しい技術の紹介がありよかったです。
・ 各市町村の取り組みを知るよい機会になりました。

桑波田調査官の講演

講演についての質疑応答

西野さんの講座「石造物の取り扱いについて」

八巻さんの講座「戦跡の公開と活用について」

鹿屋市の事例発表

瀬戸内町の事例発表

(公財)埋蔵文化財調査センターの事例発表

意見交換の様子