器台(南摺ヶ浜(みなみすりがはま)遺跡:指宿市十二町)
「平織圧痕土器」(フミカキ遺跡:鹿児島市福山町)
縄文時代から弥生時代に移り変わる頃(紀元前8~6世紀)のもので,土器に布の圧痕が見られます。それ以前は編布(アンギン)が主流でした。この土器のものは,織ったのか編んだのか,謎のままです。
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(74) 「フミカキ遺跡」 (PDF)
奄美の煉瓦(れんが)造りの工場(久茲(くじ)白糖工場跡:瀬戸内町久茲)
幕末に薩摩藩が奄美大島に築いた,白糖工場を構成する煉瓦造りの施設です。
のちに銀座煉瓦街などを設計したイギリスの建築技師トーマス・ウォートルスが,日本国内で最初に手がけた建造物のひとつです。
非常に限られた部分しか残っていないですが,現存する国内最古の煉瓦造建築遺構として貴重な遺跡です。
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大型円形竪穴建物跡(二子塚B遺跡:曽於郡大崎町)
土製品(中津野遺跡:南さつま市金峰町)
縄文時代晩期の線刻土器(黒川洞穴:日置市吹上町)
波板状凹凸面(大坪遺跡:出水市)
陶器が語る歴史(垂水・宮之城島津家屋敷跡:鹿児島市)
かごしま県民交流センターの一帯には,江戸時代,垂水島津家と宮之城島津家の屋敷があったことが絵図等でわかっています。
発掘調査の結果,多くの陶磁器の中にまざって,花瓶の内側に,「御看経所」と記された陶器が出土しました。
「看経所」(お経を黙読する場所)が屋敷内にあったことを物語る文字史料とも言える遺物です。
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(48) 「垂水・宮之城島津家屋敷跡」
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磁器製人形(里町遺跡:伊佐市大口)
手に日本国旗を持った,女学生の形をしています。近代(戦前)に作られた人形で,当時の世相を表しているものと思われます。
作業員さん達には,「里町遺跡」になぞって,「里子ちゃん」と呼ばれていました。
(大きさ7cm)