令和元年度刊行報告書
令和元年度に刊行した報告書を,公開しました。
以前の報告書は,「年度別 発掘調査報告書一覧」からご覧ください。
令和元年度
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(201)「出水貝塚」
松山初音・大保秀樹
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(202)「中津野遺跡」
鮫島えりな・湯場﨑辰巳・大保秀樹
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(203)「木佐木原遺跡」
黒木梨絵・宮﨑大和
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(204)「宇都上遺跡」
藤島伸一郎・株式会社パスコ(池畑耕一・関口昌和・関口真由美)
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(205)「鹿児島(鶴丸)城跡」
永濵功治・阿比留士朗・藤﨑光洋・山崎克之
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(25)「細山田段遺跡1」
鶴田靜彦・森えりこ
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(26)「小牧遺跡1」
田中時太郎・北園和代
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(27)「永吉天神段遺跡5 第2地点-3」(第1分冊)
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(27)「永吉天神段遺跡5 第2地点-3」(第2分冊)
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(27)「永吉天神段遺跡5 第2地点-3」(第3分冊)
横手浩二郎・相良典隆・株式会社パスコ(池畑耕一・関口真由美・関口昌和・翁長武司・松村由記・飯野拓哉)
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(28)「宮脇遺跡」
抜水茂樹・上床真
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(29)「六反ケ丸遺跡1」
平木場秀男・倉元良文・有馬孝一
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(30)「牧山遺跡2」
堂込秀人・本髙謙治・有馬孝一
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(31)「川久保遺跡2 B・D地点」
楸田岳志・中村有希・横手浩二郎
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(32)「春日堀遺跡1」
川口雅之・木之下悦朗・福永修一・馬籠亮道
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団 埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(33)「安楽小牧B遺跡(小牧古墳群)」
抜水茂樹・北園和代・馬籠亮道
研究紀要第12号

鹿児島県における縄文土器の実年代 -土器付着炭化物放射性炭素年代測定値から-
川口 雅之,黒木 梨絵,立神 倫史
天神段遺跡・宮脇遺跡出土試料の炭素14 年代測定 -大隅地方中部における押型紋土器の年代的位置付け-
中央大学 小林 謙一,立神 倫史
弥生時代におけるいわゆる樹皮布叩石の再検討 ―三次元記録と観察から―
鹿児島国際大学 中園 聡,太郎良真妃,平川ひろみ,若松花帆,下小牧 潤
遺物3Dデータ(PDFデータです。右クリック等でダウンロードして保存後,開いてください)
王子遺跡_454
王子遺跡_633
王子遺跡_1322
王子遺跡_1323
王子遺跡_1324
持躰松遺跡_595
持躰松遺跡_598
芝原遺跡_砥石
田原迫ノ上_1159
鹿児島県における弥生時代の周溝状遺構に関する基礎的研究 -周溝状遺構の集成と考察-
湯場﨑 辰巳
鹿児島城跡元禄以降の石垣について
阿比留 士朗
ちいさな来園者
自然がいっぱいの上野原縄文の森には,こんなお客様もお見えになります。

整理作業開始
埋蔵文化財センターでは,発掘現場から持ち帰った遺物や図面,写真などを整理(遺物の接合や復元,実測図作成など)し,遺跡の内容や様子を正確に記録し,後世に伝えるために,調査報告書を作成します。
整理作業は,埋蔵文化財センターの職員に加え,補助事務員(会計年度任用職員)の方々を任用し,遺跡ごとにチームを作って進めています。
4月14日,今年度の開始式がありました。今年は,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,センター2階の外にある「大地の広場」行いました。朝の屋外ということで,やや肌寒さがありましたが,新鮮で開放的な式になりました。
こうして,本格的な整理作業が始まりました。各遺跡,報告書作成に向けて1年間取り組んでいきます。
※ 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,現在整理作業の様子は見学できません。



春は,別れと出会いの季節
埋蔵文化財センターでは,令和元年度の人事異動で8名の転退職があり,3月31日に離任式と出発式を行いました。
これまでセンターの業務に大いに貢献された方々です。きっと新しい職場でも,ご活躍されることと思います。
そして,4月1日に新任式を行い,新しい職員を迎えました。埋蔵文化財の仕事が全く初めての方もいらっしゃれば,懐かしい方もいらっしゃいました。
こうして全職員がそろい,令和2年度がスタートしました。
これからも,埋蔵文化財の発掘調査を実施するとともにその保護に努め,文化財に対する普及・啓発を進めてまいります。よろしくお願いいたします。
(今回の離任式・出発式・新任式は,新型コロナウイルス感染症対策のため,規模縮小・時間短縮で実施しました。)



埋文だより第81号
かごしま遺跡フォーラム中止のお知らせ
3月7日(土)に開催を予定しておりました「かごしま遺跡フォーラム」は,新型コロナウイルスの国内での感染拡大に伴い,安全の確保のため中止することを決定しましたのでお知らせします。
参加を予定されていた方々には,ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんが,何卒ご理解いただければと存じます。
初雪
令和2年2月17日,上野原縄文の森に初雪が降りました。
夜のうちに降った雪が18日の朝うっすら積もっていました。




遺跡の確認調査
前回,遺跡を見つけるには分布調査を実施することを紹介しました。遺跡を見つけたその後は,実際の有無を確認する「試掘調査」,遺跡の時代や範囲を調べる「確認調査」を行います。
その確認調査を,令和2年2月に鹿屋市吾平町で実施しました。トレンチ(確認用の穴)を数か所掘り,遺構や遺物の検出を行いました。トレンチからは,土器などの遺物がみつかり,遺跡の時代を決める手がかりとなりました。また,掘ったトレンチの壁面からは,どのような地層が積み重なっているかが確認できました。
このように,確認調査によって遺跡の概要が分かります。



遺跡の分布調査
鹿児島県内には,8000を超える遺跡があります。こんなにたくさんの遺跡があるなんて驚きますね。
でもどうやって,遺跡を見つけるのでしょうか。今回は,そんな遺跡を見つける方法の一つ,「分布調査」を紹介します。
土器や石器などの遺物は普段,地面の下に埋まっていますが,耕作や天地返しなどによって地上に出てくることがあります。「分布調査」とは,現地を実際に歩いて地上に出てきた遺物の表面採集を行ない,遺跡の有無を調べることをいいます。分布調査を行って,これら地上に出てきた遺物が見つかったということは,そこが遺跡の可能性があるということです。その後,実際にトレンチ(試し掘りの穴)を掘って遺跡の有無を調べる「試掘調査」,より多くのトレンチを掘って遺跡の時代や範囲を調べる「確認調査」を行って,遺跡の存在を明らかにしていきます。
埋蔵文化財センターでは,2月上旬,田んぼの耕地区画整備に伴って分布調査を実施しました。市町村の埋蔵文化財担当職員と埋蔵文化財センターの職員が田んぼを歩き,遺物が落ちていないか確認しました。このような調査によって,新しい遺跡が見つかったり,遺跡の範囲が広がったりします。


