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カテゴリー: お知らせ

令和4年度県内遺跡事前調査事業(野首遺跡ほか) 会計年度任用職員(文化財発掘調査補助員)募集

令和4年度県内遺跡事前調査事業(野首遺跡ほか)会計年度任用職員(文化財発掘調査補助員)を募集します。

職務内容

埋蔵文化財の発掘に関わる業務
掘削,排土処理,運搬等

募集人員

3人程度

勤務地

(本 部)鹿児島県立埋蔵文化財センター 鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森2番1号
(勤務地)野首遺跡 (志布志市志布志町帖6246付近)

任 用 期 間

令和4年6月13日(月)から令和4年6月28日(火)まで(左記期間で8日程度)

 

詳しくは,下記の募集要項(PDF)をご覧ください。

令和4年度県内遺跡事前調査事業(野首遺跡ほか)会計年度任用職員(文化財発掘調査補助員)募集要項

 

かごしま遺跡フォーラムを開催します ~中津野遺跡と掘り出された南さつまの歴史~

延期となっていた「かごしま遺跡フォーラム~中津野遺跡と掘り出された南さつまの歴史~」の日程が,決定しました。
平成18 〜29 年度まで,国道270 号(宮崎バイパス)改築⼯事に伴い発掘調査を⾏った中津野遺跡(南さつま市)周辺をテーマに,掘り出された歴史から地域の特性を明らかにします。

■日時

令和4年7月9日(土)
13:00~16:30(受付12:30~)

■会場

金峰文化センター
南さつま市金峰町尾下1655番地

■講演・発表

「縄⽂時代・弥⽣時代の中津野遺跡周辺」
本⽥道輝⽒(前⿅児島県考古学会会⻑)
「古墳時代から中世の中津野遺跡周辺」
新屋敷久美⼦⽒・橋⼝亘⽒(南さつま市教育委員会)
「中津野遺跡の発掘調査成果〜最古級の舷側板など〜」
鮫島えりな⽒(⿅児島県⽴埋蔵⽂化財センター)

■パネルディスカッション

「発掘調査から⾒えてきた中津野遺跡周辺」

■展⽰

発掘調査概要報告・中津野遺跡出⼟遺物

■参加

事前申込不要・入場無料
定員300名(当日受付)

■主催

⿅児島県⽴埋蔵⽂化財センター

■共催

公益財団法⼈⿅児島県⽂化振興財団埋蔵⽂化財調査センター

南さつま市教育委員会

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かごしま遺跡フォーラム延期のお知らせ

令和4年1月29日(土)に開催を予定していた「かごしま遺跡フォーラム」は,新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を鑑み,延期することといたしました。

延期後の日程につきましては,当ホームページやFacebookで改めてご案内させていただきますので,ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

立塚遺跡(鹿屋市吾平町)現地説明会開催について

現在,発掘調査中の立塚遺跡で,現地説明会を開催します。

開催日時:令和3年11月6日(土) 午後1時30分~4時 (受付開始 12時30分~)
実施内容:遺跡の概要説明・遺跡や出土品の見学
開催場所:立塚遺跡(鹿屋市吾平町麓)
対  象:鹿屋市にお住まいの方
参加定員:80名程度
申込方法:電話による事前申込をお願いします
0995-48-5815

現地説明会参加にあたっての注意事項(詳細はこちらのチラシをご覧ください。)
① 新型コロナ感染拡大防止のため,マスク着用,来跡時の検温及び体調確認,並びに手指のアルコール消毒にご協力ください。
② 付近は住宅地となっております。また,駐車場入り口までの道幅が狭くなっております。交通安全に十分に注意してください。
③ 来跡時及び帰宅時は図の矢印のとおり一方通行とします。
④ 駐車場内では,安全確保・混雑緩和及び出車をスムーズに行うために駐車位置を誘導員が指示させていただきます。
⑤ 帰宅時の出庫の順番等については誘導員が指示させていただきますので,ご協力ください。また,交通安全の確保及び渋滞緩和のため,左折での出庫をお願いします。

現地説明会チラシ表面(クリックで拡大します)

現地説明会チラシ裏面(クリックで拡大します)

報道発表に「鹿児島城跡の本丸大奥推定地で江戸時代の生活跡を発見」を追加しました

 鶴丸城跡保全整備事業に伴い発掘調査を実施している鹿児島(鶴丸)城跡で,黎明館駐車場の下に江戸時代のものと思われる生活面が残存していることが確認され,1列に並ぶ柱穴の跡などが見つかりましたので発表します。

 さらに詳しい内容についてはこちらの「報道発表」のページをご覧ください。

調査目的

 黎明館駐車場下にあると推定されている江戸時代の生活面の残存状況の確認。
 鹿児島城本丸と二之丸の間にあると古絵図に記載されている堀跡の確認。

調査期間

 令和3年5月24日(月)~6月18日(金)

調査成果

 調査成果江戸時代の生活面が残っていることを確認し,等間隔(約60㎝)で1列に並んでいる柱穴(直径約30㎝,円形)が8基見つかりました。そのうち,2基は礎石(縦×横×厚:20㎝×20㎝×15㎝)も見つかっています。

 出土遺物:土師皿(完形品),中国製磁器,国内製
 磁器(薩摩焼,肥前焼)

評価

 これまで,黎明館駐車場の下には,江戸時代の鹿児島城本丸大奥の生活面が残っていると推定されていました。今回の発掘調査で当時の生活面が残存していることを確認することができました。

 見つかった柱穴跡は,本丸大奥と御茶道通り(おさどうどおり)の境界を区切っていた塀跡である可能性もあり,今後鹿児島城内の土地利用を解明する手がかりとなることが期待されます。

 

遺構検出状況