- 第27回企画展 理科少年の考古学探検記
-科学の目で見る考古学の世界- - 開催期間:平成22年4月17日(土)~平成22年7月11日(日)
- 昨年10月,下鶴遺跡(伊佐市大口下殿)で鹿児島県内初出土した銅戈(どうか)。今からおよそ2000年前,弥生時代中期のものと思われるこの銅戈の中ほどには,刃こぼれのようなあとと,そこから広がる「ひび」がありました。
このひびはいつできたものか。外見だけではわかりません。しかし,レントゲン写真を撮ってみると,内部に延びる「ひび」と,その先にぼんやりと暗く映る影が見えました。
レントゲンと暗い影。なんだか病院で診察を受けているような感じですね。でも,このような診察をすることで,「ひび」だけでなく内部の様子などもわかります。そして,レントゲンや成分分析などの結果をもとに,この銅戈を後世に伝えるための保存処理をしていきます。
今回の企画展では,理科好きの子どもたちを対象に,考古学の世界で科学(理科)的な見方や考え方がどのように役立っているかをわかりやすく解説します。展示を見ながら,この「ひび」はいつできたのか,いっしょに考えてみましょう。 - ※上の画像をクリックすると,ポスター[左],リーフレット[右]をダウンロードできます。
- ■講演会■
- 保存科学や分析の方法を,分かりやすく説明します。【終了しました】
・日時:平成22年5月29日(土) 13:30 ~ 15:00
・場所:上野原縄文の森展示館1階多目的ルーム
・講師:県立埋蔵文化財センター専門員
※聴講無料 - ■夏休みの自由研究にも使える!■
- ◎ 徹底比較!縄文時代の火山灰と平成の火山灰
◎ どきドキ・縄文土器の文様はどうやって作る?
◎ ベンガラ(赤色顔料)を作ってみよう
◎ 動かぬ証拠!土器の表面にコメが!ムシが!
ほかにもおもしろヒントがたくさん!!
-
今までに開催した特別企画展情報はこちらから
> 上野原縄文の森企画展のご案内