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第44回 蘇るSHOKUⅡ

  • 上野原縄文の森 第44回企画展
    るSHOKU
    飾りに込めた想い~
  • 開催期間:平成27年11月27日(金)~平成28年3月21日(月・祝  ※終了しました
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    ※ クリックすると,チラシがダウンロードできます(どちらの画像も同じチラシがダウンロードされます)。 
     
     人は,環境の移り変わりに適応しながら,生き抜くため,木や草,石,粘土など,身近にあるものを活用してさまざまな道具を作り出してきました。
     それらの中には意図的に彩色されたものや,実用性を超えた装飾が施されたものがあります。身近にあるものの性質を熟知し,豊かな創造力や表現力を発揮して想いを表現したこれらの道具を「蘇るSHOKU」の第2弾として「色」「飾」という視点で紹介します。
  • ■注目の一品~今回の展示品の中から~■
  • ※ ○の中の遺物の写真にカーソルをのせると,遺物の紹介コメントが現れます。
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    山ノ口式土器(山ノ口遺跡,弥生時代,錦江町):口縁部の直径が43センチもあり,外側は黒地に赤色顔料で文様をつけ,脚部には透かしも入っています。今回の展示に合わせて,想定復元品も展示します。
     
      赤色顔料が貯蔵されていた土器(関山遺跡,縄文時代早期,曽於市):赤色顔料がぎっしり詰まった小鉢です。この小鉢を包み込むように撚糸文の深鉢が出土したことから,小鉢を入れ子状にして,中の赤色顔料を大切に保管していたのではないかと思われます。             軽石製岩偶(柊原遺跡,縄文時代後期,垂水市):軽石に線や孔を刻んで,目や鼻,体の各部などを表現しています。刻まれた線の中には赤色顔料が残っています。線だけ赤くしたのか,それとも全体を真っ赤に塗っていたのか。いずれにせよ儀式に使われていたものであると考えられています。
     
          青磁碗(中郡遺跡群,中世,出水市):古代中国の龍泉窯系の窯で焼かれたもので,ハスの花が咲いたかのように鮮やかな文様が特徴の青磁碗です。     二分金(船迫遺跡,近世,志布志市):江戸時代に作られた小判の一種で,この二分金2枚で1両に相当します。県内の発掘調査で見つかった小判はこの二分金と,鹿児島市の垂水・宮之城島津家跡から出土した二朱金の2枚だけです。
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     国宝〈レプリカ〉展示
     
    (片方展示)
     
      
    (片方展示)

    (写真:東京国立博物館所蔵image:TNM image Archives) 
       
     きんせいしんようがたたれかざりつきみみかざり
    金製心葉形垂飾付耳飾
     こんどうせいくつ
    金銅製沓
    江田船山古墳(和水町教育委員会)    江田船山古墳(和水町教育委員会)   
       

     
    期間限定展示品【平成28年1月23日()~3月21日(月・祝)】 
     
           じかん
         耳環・ガラス玉ほか 
    ぎんぞうがんりゅうもんたち
    銀象嵌龍文大刀 
    島内地下式横穴墓群
    (えびの市教育委員会) 
    島内地下式横穴墓群
    (えびの市教育委員会) 
  • ■企画展講演会■
  • 平成28年1月23日(土)13時30分~15時 ※終了しました
     【講 師】熊本県立装飾古墳館 学芸課長 坂口 圭太郎氏
     【定 員】80人程度(要事前申込)
     【資料代】100円
     【場 所】展示館多目的ルーム
     講演会終了後,希望者を対象に企画展示室でギャラリートークを行います(別途展示館利用料金が必要となります)。
  • ■企画展ギャラリートーク■
  • 企画展開催中に展示の解説を行います。
     【日 時】 開催中の毎週土・日・祝日
     1回目 10:30~ 2回目 14:30~ ※各回30分程度
     【会 場】 企画展示室