開催期間:平成30年12月7日(金)~平成31年3月21日(木・祝)
鹿児島は「縄文王国」と言われるほど,全国的に見ても縄文時代の遺跡が数多くあり,南の縄文文化が花開いていたことがよく知られています。続く弥生時代については,これまで発掘調査例が少なく,遺跡もそれほど多くは見つかっていませんでした。
ところが,近年の発掘調査により,約2,000年前の倭国(日本)が百余のクニに分かれていた時代に,鹿児島にも重要な遺跡が数多く発見され,山ノ口式土器を中心とする鹿児島独自の豊かな弥生文化が存在していた「スゴイかごしま」であることが明らかになってきました。
今回の企画展では当園初となる弥生時代の鹿児島に着目し,弥生文化を代表する九州北部の資料と併せて展示することにしました。他の地方とは異なる「弥生時代のかごしま」の特徴やその独自性に迫ります。
各コーナーの見どころ紹介
第1章 弥生時代のあけぼの

第2章 弥生文化のひろがり

第3章 弥生時代から古墳時代へ

企画展講演会
平成31年1月12日(土)13:30~15:00内 容 :「弥生時代のかごしま」
講 師 :国立歴史民俗博物館考古研究
教授 藤尾 慎一郎 氏
定 員 : 80人程度(※要事前申し込み)
場 所 : 縄文の森展示館多目的ルーム
資料代 : 100円
※ 講演会終了後,希望者を対象に企画展示室で講師によるギャラリートークを行います。(別途展示館利用料金が必要)