2月6日(月),南さつま市と共同開催する「上加世田遺跡(南さつま市)里帰り展」の展示の準備作業を行いました。
この展示は,故河口貞徳氏が発掘調査した「上加世田遺跡」の歴史的意義や価値について,出土品などを遺跡の地元で展示して紹介することを目的としています。
上加世田遺跡は,縄文時代後期の建物跡や大量の土器や石器,岩偶などが見つかった南九州を代表する遺跡で,「上加世田式土器」の標式遺跡(特定の地域や時代・時期に流行した土器の特徴を示す契機となった遺跡)にもなっています。
ぜひ,お越しいただき,縄文時代の南さつま市を感じてください。
期間:令和5年2月7日(火)~3月19日(日)
入場料:無料
発掘調査の成果については,以下のリンクから報告書をダウンロード(PDF)することができます。
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(209)「上加世田遺跡1(1~3次調査)」
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(216)「上加世田遺跡2」