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鹿児島県上野原縄文の森

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投稿者: 管理人

縄文キャンプ村を開催しました!

9月17日(日)から18日(月・祝)にかけて「縄文キャンプ村」を開催しました!


このイベントは,上野原縄文の森体験エリアの祭りの広場をオートキャンプ場として開放し,楽しんでもらう企画です。
当日も多くの参加者が持参したテントを立てて思い思いの時間を過ごしていました。
日も暮れて,焚き火台に火を入れて食事の準備を行うと,各テントサイトからはいいにおいが立ちこめてきました。

時々,雨が降ったりするなどアクシデントもありましたが,夜に星空を楽しんだり明け方には涼しくなった園内を散策する参加者もおられ,いつもと違う森の様子ををそれぞれ楽しんでいました。

 

令和5年度河口コレクション展示~奄美諸島の遺跡から~

令和5年9月9日から,上野原縄文の森展示館の「河口コレクション」コーナーを「奄美諸島の遺跡」に入れ替え,展示しています。

奄美諸島における河口貞徳氏の遺跡調査は,1954(昭和29)年の「宇宿(うしゅく)貝塚(奄美市)」に始まり,1984(昭和59)年の「中甫(なかふ)洞穴」まで続きました。

今回紹介するのは,それらの遺跡から「中甫(なかふ)洞穴(知名町)」,「住吉(すみよし)貝塚(知名町)」,「喜念(きねん)貝塚(伊仙町)」,「面縄(おもなわ)貝塚(伊仙町)」,「嘉徳(かとく)遺跡(瀬戸内町)」です。それぞれの遺跡の特徴や代表的な遺物を展示,紹介しています。

これらの貴重な成果を,上野原縄文の森展示館にてご覧ください。

展示期間 令和5年9月9日(土)~令和6年1月8日(金)

河口コレクションについてはこちらもご覧ください。
河口コレクション – 鹿児島県立埋蔵文化財センター (jomon-no-mori.jp)

今回紹介した遺跡は,以下の報告書に掲載されています。
『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書』(200)「吐噶喇・奄美の遺跡」(PDF)

展示の様子

嘉徳遺跡・面縄貝塚

喜念貝塚・住吉貝塚・中甫洞穴

 

じょうもん新聞 第1回

いよいよ連載開始「じょうもん新聞」第1回。
鹿児島県立埋蔵文化財センター。聞いたことはあるけど、どんな所なんだろう?どんなお仕事をしているんだろう?
縄文時代からじょうもんくんが現代にタイムスリップして、勉強してきたよ!(*^o^*)
(第2回もお楽しみに!)

鹿児島県立 埋蔵文化財センター

鹿児島県立埋蔵文化財センター


鹿児島県埋蔵文化財情報データベース
https://www2.jomon-no-mori.jp/kmai_public/

【たからべをあそびつくすSOO!!IN大川原峡に出店するよ】

曽於市の大川原峡である『たからべをあそびつくすSOO!!IN大川原峡』のイベントに出店します。

9月16日(土)9時~15時です。上野原縄文の森からは,滑石アクセサリー作り体験と,

どんぐりアート体験の体験活動を予定しています。参加費は2つで,500円です。

駐車場や会場図は,チラシを参照して下さい。

最終受付は14:30で,数に限りがありますので,体験したい方はお早めにどうぞ。

その他にも,色々な出店があるので,ぜひ,来て楽しんで下さい。

 

鹿児島城二之丸跡の調査

埋蔵文化財センターでは,現在,鹿児島城二之丸跡の発掘調査を行っています。鹿児島城の二之丸は,本丸(現在の黎明館)の南側にありました。鹿児島県立図書館もその範囲内に建っています。

8月から調査を行っており,瓦や陶磁器などの遺物が出土しました。また,土塁状の遺構や石を列状に並べた遺構が見つかっています。今後,古い絵図と比較するなどしながら,これら遺構の時期や用途を明らかにできればと思います。

調査は10月末まで続きます。今後の調査成果にご期待ください。

下記リンクから土塁状の遺構と石列の3Dを閲覧することができます。(外部サイトへ移動します)

土塁状遺構
https://skfb.ly/oKUCT

石列
https://skfb.ly/oKUGO

遺跡全景および発掘調査の様子  

土塁状の遺構

見つかった石列

遺構の測量を行っています

令和4年度刊行報告書から~「鹿児島城跡(犬追物馬場・火除地)」(鹿児島市山下町)

鹿児島城跡(犬追物馬場(いぬおうものばば)・火除地(ひよけち))は,鹿児島城御楼門(ごろうもん)正面に位置する,中世から近代にかけての複合遺跡です。国の鹿児島第3合同庁舎整備事業に伴って発掘調査を行いました。

遺跡からは,近世の瓦類,中国産陶磁器,国産の肥前系陶磁器や薩摩焼,木製品(杭・下駄類)などが見つかっています。さらに,名前のとおり,犬追物馬場の柵として使われていたと思われる木製の杭が見つかっています。

また,近世の造成層が確認され,これより下層には,元禄の大火の処理層や鹿児島城築城以前の中世層などが良好な状態で残存していることが明らかになりました。

今回の調査により,鹿児島城内の変遷や土地利用等を考える上で重要な成果を得ることができました。

詳しくは,下記ページより「鹿児島城跡(犬追物馬場・火除地)2」の報告書(PDF)をごダウンロードしてご覧ください。

発掘調査報告書一覧

今回の発掘調査で見つかった遺物等は,『上野原縄文の森 第67回企画展「新発見!かごしまの遺跡2023 ~発掘調査速報展~」』(2023年10月1日まで)にて,展示しておりますので,上野原縄文の森へお越しください。

企画展 開幕です!  第67回企画展

遺跡の位置(赤丸部分)。向かい側に御楼門があります。

出土した瓦類(瓦当部分)

出土した陶器(薩摩焼)

杭出土の様子

出土した木製の杭

 

 

大学生インターンシップ

埋蔵文化財センターでは,小・中学生 ・高校生の職場体験学習のほか 大学生のインターンシップや博物館実習等を受け入れています。

今回,大学生のインターンシップの申し込みがあり,9月4日から8日までの5日間,当センターの業務を体験してもらいました。整理作業の土器の接合や注記なども体験してもらいました。

「接合は大変でした。こうした地道な作業によって報告書ができていることがわかりました」(本人の感想より)

このインターンシップ体験が今後の進路選択に役立つことを期待しています。

注記作業を体験

土器の接合に挑戦

9/10イベント参加します!

「体験の風をおこそう」フェスティバルに縄文の森が出店するよ。
県内の楽しい体験がアミュ広場でたくさん楽しめるイベントなんだ。
縄文の森は限定の体験「森の恵フォトフレーム」で参加するよ。
ぜひ、遊びに来てね。