夏の教職員研修
埋蔵文化財センターでは毎年,上野原縄文の森や鹿児島県総合教育センターと連携して,「フレッシュ研修」・「パワーアップ研修」・「先生のための考古学講座」・「課題研修」など教職員向けの研修講座を開催しています。
今年度も,全講座合わせて約50人の教職員の方の参加があり,センター内の見学,業務体験,埋蔵文化財を活用した授業づくり,火起こし,アクセサリー作りなどを体験学習されました。
参加者からは,「身近に遺跡がたくさんあることに驚いた。」,「地域の歴史を詳しく知ることができてよかった。」,「埋蔵文化財を授業で活用してみたい。」,「拓本づくりが楽しくて夢中になった。」などの感想がありました。
来年度も多くの参加をお待ちしております。
夏休みの教職員研修講座
埋蔵文化財センターでは,夏休み期間中に県総合教育センターや上野原縄文の森と連携して,学校の先生方を対象とした以下の研修講座を実施しています。
・ パワーアップ研修(10年目研修)
・ フレッシュ研修(初任者研修)
・ 先生のための考古学講座
・ 地域体験研修
今年も夏休み期間中,約50人の先生方が受講しました。受講された先生方から「埋蔵文化財センターの業務や県内の遺跡について知ることができてよかった」,「研修で学んだことを授業で活かしたい」などの感想もいただきました。
今年の研修は終わりましたが,来年も研修講座を実施します。興味を持たれた教職員の方は,ぜひ来年,ご参加ください。お待ちしております。
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埋蔵文化財技術研修講座(調査研究法)
令和5年1月18日(水)・19日(木)に,埋蔵文化財技術研修講座(調査研究法)を開催しました。この講座は,主に市町村の埋蔵文化財担当等職員を対象とし,最新の法令・制度について知識を深め,業務に関する技術を習得することを目的としています。
1日目は,「文化財保護行政の現状と課題」と題して,文化庁の近江俊秀主任文化財調査官に講義を行っていただきました。埋蔵文化財保護制度の成り立ち,高輪築堤の保存,今後の人材育成,文化庁の近年の取組,情報発信などについて,実例を交えながら説明していただきました。
2日目は,「文化財を災害から守る-現状と課題-」をテーマに,独立行政法人国立文化財機構文化財防災センターと共同開催しました。午前中は同センター長の高妻洋成氏に「文化財を災害から守る」と題して,文化財防災の歴史や災害対策基本法・防災基本計画などの講義を行っていただきました。
続いて,九州国立博物館副館長の小泉惠英氏に「平成28年熊本大地震における文化財レスキュー」と題して,地震後の初動から文化財レスキュー開始まで,実際のレスキューの対応・処置などを紹介していただきました。
午後からは,「水損紙資料のレスキューと応急処置」の実技を行いました。泥や水で汚れてしまった紙資料の処置に必要な機材や作業を進めるための注意点を聞き,洗浄・乾燥の実技を見た後,参加者ひとりひとりに,実際のレスキュー作業を経験してもらいました。参加した方々からは,「紙資料の保存方法が理解できた」,「思ったよりも簡単で,これならできそうだ」という感想がありました。
今回の研修講座を通して,最新の文化財保護行政の知識を得ることができ,また,多くの文化財を災害から守り残していくための技術を学ぶことができました。
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埋蔵文化財技術講座
埋蔵文化財センターでは,市町村の埋蔵文化財担当職員を対象とした「埋蔵文化財技術研修講座」を開催しています。今回,以下の2講座を開催しました。
・ 基礎講座 7月21・22日
埋蔵文化財に係る基礎的な実務を学ぶ講座です。埋蔵文化財保護行政に関する法律や,整理業務の実際を学びました。また,鹿屋市の名主原遺跡で発掘の研修を行いました。
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・ 技術講座(調査技術) 8月18・19日
発掘調査や報告書作成についての具体的な知識・技術を学び,必要な技能を習得することを目的とした講座です。今回は,屋外での遺構の測量や図面作成から,報告書作成のためのトレース・版組などを行いました。
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夏季の教職員向け研修講座
埋蔵文化財センターでは,夏休み期間中に学校の教職員向けに,上野原縄文の森・県総合教育センターと共催で研修講座を毎年開催しています。
今年度も,下記の研修講座を開催し,多くの教職員の参加がありました。
パワーアップ研修講座(10年経験者研修) 7月28・29日,8月4・5日
フレッシュ研修講座(初任者研修) 8月9・10日
先生のための考古学講座 8月9・10日
地域体験研修 8月22~24日
それぞれの講座では,埋蔵文化財センターの業務と役割,遺跡の発掘調査課から分かった鹿児島の歴史と文化について学びました。また,実際の整理作業を体験したり,地域の文化財を活かした授業づくりを行ったりしました。
縄文の森での研修では,上野原遺跡のフィールドワークや勾玉アクセサリー作りに取り組みました。
参加された先生方からは,「地域の文化財に対して更に興味を持つことができ,学校の教育課程に取り入れていくことの大切さを感じることができた」などの感想をいただきました。
来年度も多くの参加をお待ちしております。
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夏の研修講座
埋蔵文化財センターでは,学校の先生方や市町村の埋蔵文化財担当者向けに研修講座を開講しています。
今年も,7月29・30日に「パワーアップ(10年経験)研修講座」の1回目を,8月5・6日に「パワーアップ研修講座」の2回目と「先生のための考古学講座」,「埋蔵文化財専門職員養成講座(初級講座)」を実施しました。
いずれの講座も,1日目は埋蔵文化財センターの業務と役割について紹介し,土器等の整理作業を体験してもらいました。2日目は上野原縄文の森の施設見学と縄文体験をしてもらいました。
参加されたみなさんは,講座を通して考古学についての理解を深めたり,鹿児島県の歴史や文化に対する興味・関心を高めたりすることができたようです。また,上野原縄文の森の見学では,県内から出土した遺構・遺物を見ることで,その素晴らしさに感動されていました。
また,学校の先生方におかれては,児童・生徒のみなさんの体験学習の場として,埋蔵文化財センター・上野原縄文の森を活用していただければと思いますので,児童・生徒のみなさんをぜひ連れてきてください。
今回の研修で学ばれたことが,各学校で児童・生徒のみなさんの学習に役立ったり,各市町村の業務に活かされたりすることを期待しています。
来年度も多くの方々の参加をお待ちしております。
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埋蔵文化財専門職員養成講座(中級)
8月20日・21日に,埋蔵文化財専門職員養成講座(中級)を実施しました。この講座は,市町村の埋蔵文化財担当職員を対象とし,発掘調査や報告書作成に関する具体的な知識・技術について学び,埋蔵文化財保護行政に関する業務及び課題解決に必要な技能を習得することを目的としています。
今回は,以下の内容について研修を実施しました。
- 鹿児島県の埋蔵文化財調査の現状と課題
- 発掘調査の計画と留意点
- 整理作業の方法と留意点
- 遺物・遺構実測の方法
- 遺物写真撮影の方法
- 発掘調査の実施と記録方法
参加されたみなさん(13市町14人)は,どの研修も熱心に受講されていました。また,参加者同士で,普段の業務の成果や課題について話し合い,交流を深めることもできたようです。来年度も,多くの参加をお待ちしております。
なお,令和3年1月には,今回よりも更に専門的な内容を学べる「埋蔵文化財専門職員養成講座(上級)」も開催予定です。開催時期が近づいてきましたら,各市町村に開催の案内をいたします。こちらも,多くの参加をお待ちしております。
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夏休みの研修講座
埋蔵文化財センターでは,学校の先生方や市町村の埋蔵文化財担当職員向けに,以下の講座を開催しています。
- 「パワーアップ研修講座」(10年経験者研修)
- 「先生のための考古学講座」(フレッシュ研修認定講座,希望者)
- 「埋蔵文化財専門職員養成講座」(市町村文化財担当職員等,初級・中級・上級あり)
今年も,7月30日(木)・31日(金)に小学校・特別支援学校の先生方対象の「パワーアップ研修講座」を,8月6日(木)・7日(金)に中学校・高等学校の先生方対象の「パワーアップ研修講座」,「先生のための考古学講座」と市町村の担当者対象の「埋蔵文化財専門職員養成講座(初級)」を実施しました。
各講座では,共通して以下の内容について研修を行いました。
- 埋蔵文化財センターの業務と役割
- 埋蔵文化財センターの施設見学
- 報告書作成の業務体験(拓本作成など)
- 遺跡からわかる鹿児島の歴史と文化
- 学校の授業における埋蔵文化財の活用例
- 上野原縄文の森の業務と役割
- 上野原縄文の森の施設見学
- 縄文体験(アクセサリー作りなど)
先生方や市町村の職員の方々は,講座を通して考古学や発掘調査について理解を深めたり,土器や石器の実物に触れることで,埋蔵文化財に対する興味・関心を高めたりすることができたようです。
これを機に,授業での活用のアイデアが得られ,各市町村の文化財を学ぶきっかけとなれば,ありがたいことです。
また,今年は例年よりも多くの参加をいただきましたが,新型コロナウイルス感染症対策をとり,「三密」をさけて,実施することができました。
来年度も開催予定ですので,興味のある先生方や市町村の職員の方々は,ぜひお申し込みください。
【参加者の感想】
- 県内には,本当にたくさんの遺跡があることを初めて知りました。こんなにも身近なものなんだということも知りました。
- 自分で洗った土器,拓本にした土器に愛着がわき,とてもいとおしく感じました。
- 「歴史から学ぶ」という言葉を実感した研修となりました。
- 目の前に9500年前のものがあると思うだけで,ドキドキワクワクしました。
- 授業に活用できるキット,出前授業など,子どもたちが本物に触れる機会があることを,初めて知りました。
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埋蔵文化財専門職員養成講座(上級講座)を開催しました
1月16日(木)と17日(金)に,埋蔵文化財専門職員養成講座(上級講座)を開催しました。
この講座は,主に市町村の埋蔵文化財担当等職員を対象とし,最新の法令・制度について研修を深めたり,業務に関する情報交換を行ったりしています。
今回は,「埋蔵文化財の保護と活用」というテーマで開催し,市町村から約30名の参加者がありました。
1日目は,文化庁文化財第二課埋蔵文化財部門の近江俊秀主任文化財調査官を講師として迎え,「埋蔵文化財保護行政の制度と運用」,「埋蔵文化財発掘調査等に係る補助制度」,「埋蔵文化財保護行政の現状と課題」と題した講義を行っていただきました。
2日日は,埋蔵文化財の活用事例として,県文化財課から「島津家墓所」,東串良町から「唐仁古墳群」,埋蔵文化財センターから「災害復興支援」,鹿児島市地域プロデューサーから「日本遺産認定と今後の活用」の報告がありました。
報告後の質疑応答は,参加者からたくさんの質問や感想,各市町村の取り組み等が出され,活発な議論が交わされました。
今回の研修が,参加者のみなさんにとって,大変有意義で今後の業務に役立つものになったと思います。来年度も参加をお待ちしています。
Facebookは以下のリンクから
https://www.facebook.com/kagoshima.maibun/
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先生のための考古学講座・埋蔵文化財専門職員養成講座(初級)
8月8日(木)・9日(金)に,上野原縄文の森と共催で,「先生のための考古学講座・埋蔵文化財専門職員養成講座(初級)」を実施しました。
この講座は,学校の先生や市町村の文化財担当者に,埋文センターの業務を体験してもらったり,上野原縄文の森を見学してもらったりする活動を通して,考古学や埋蔵文化財に対する理解を深めることを目的としています。今年度も,多くの先生・市町村職員に参加していただきました。
埋蔵文化財センターでは,拓本や接合などの整理作業を体験していただきました。実際の土器に触れることで,歴史を感じていただけたようです。
また,上野原縄文の森のフィールドワークでは,上野原遺跡の遺構や遺物の出土跡を紹介しました。担当者の話を聞きながら,上野原遺跡の素晴らしさに感動していました。
興味のある先生方や市町村職員の方々は,ぜひ来年度ご参加ください。