第71回企画展 いよいよ本日から開幕です
お待たせしました。上野原縄文の森第71回企画展「人と遺跡のものがたり~かごしまの考古学研究史~」は、本日から開催です。
鹿児島県の考古学界を牽引してきた多くの先人たち。
教師や医師,学生,在野の研究者など,職業や立場は様々な先人たちが,遺跡や土地の歴史を解明するという,熱い思いを抱き取り組んでいました。
高度経済成長期の大規模開発の増加に伴い,遺跡や遺物の数も増え,新たな発見や成果も増え今に伝わっています。
今回の展示では,先人たちが取り組んだ遺跡調査や当時の記録,エピソード等を紹介し,現在の研究の基礎となった様々な資料を展示・公開します。
【展示期間】
令和6年12月21日(土)~令和7年3月9日(日)
【展示場所】
上野原縄文の森 企画展示室
【利用料金】
大人320円 高・大210円 小・中150円
ワクワク考古楽出前授業in鹿児島盲学校
7月11日,鹿児島県立鹿児島盲学校でワクワク考古楽を実施しました。今回は,「発掘調査の方法や西南戦争の遺跡の発掘調査成果を知ろう」という学習課題をもとに,授業を行いました。
はじめに,埋蔵文化財センターの業務について紹介しました。発掘調査の方法を紹介するとともに,その成果が世界遺産や国の史跡の指定に役立っていることを説明しました。
次に,西南戦争時の西郷軍と政府軍の進路と,関連する「滝ノ上火薬製造所跡」,「高熊山激戦地跡」,「チシャヶ迫堡累群跡」,「岩川官軍墓地」の発掘調査の調査成果を紹介しました。
最後に,発掘調査で見つかった遺物に触れる活動を行いました。西南戦争で使われた本物の銃弾のほか土器・石器にふれ,手触りや重さを体感しました。
生徒たちは今回の授業を通して,地域の歴史や先人たちの活躍を理解することができたと思います。これからも,いろいろな活動を通して地域のことを学んでもらいたいと思いました。