雪が積もりました
燻蒸(くんじょう)をしたよ
上野原縄文の森 竪穴住居改修のお知らせ(3月下旬まで)
鹿児島県上野原縄文の森の園地管理業務委託に係る一般競争入札の実施について
上野原縄文の森では,鹿児島県上野原縄文の森の園地管理業務委託(令和3年度から令和7年度までの5年間)に係る一般競争入札を実施します。
詳細につきましては,一般競争入札公告(PDF形式)をご参照ください。(令和3年2月14日)
ホームページの公開停止について
下記の期間,メンテナンスのためホームページの閲覧ができなくなります。
ご迷惑をおかけしますが,ご了承ください。
令和3年2月12日(金) 17:00 ~ 2月15日(月) 8:30
考古学講座第5回が開催されました
ワクワク考古楽出前授業~霧島市立国分小学校
1月28日,霧島市立国分小学校の6年生4クラスに,「ワクワク考古楽授業支援(出前授業)」を実施しました。
国分小学校と国分高校の運動場のある一帯は,島津義久が居城とした国分(舞鶴)城跡として有名です。また,縄文時代から近世までの複合遺跡「本御内(もとおさと)遺跡」でもあります。
授業内容は,まず,平成29年度に国分高校の校舎改築事業に伴い実施された,本御内遺跡の発掘調査成果の紹介を中心に行いました。子どもたちは,発掘調査で見つかった遺構の写真から,「昔から人々がここで暮らしていたんだ」,「授業で学習した,竪穴住居や掘立柱建物が見つかってるんだ」と歴史を実感していました。また,同じく発掘調査で見つかった土器や石器,陶磁器などの遺物を手に取ったり使い方を想像したりと,興味深そうにしていました。
次に,国分小学校に関連のある歴史や文化財について紹介しました。島津義久や島津亀寿(しまづかめじゅ,じめさあ)が国分(舞鶴)城に住んでいたこと,今も小学校に残る朱門の由来などを説明しました。
子どもたちは今回の出前授業を通して,授業で学んだ歴史が身近にあることを実感できたようでした。今後も校区や郷土の歴史・文化財について,関心をもってくれることを期待しています。
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令和2年度 第3回「河口コレクション」展示 ~標式遺跡~
1月15日に,上野原縄文の森で展示している「河口コレクション」コーナーの入れ替えを行いました。
今回は,「標式遺跡(特定の地域や時代・時期に流行した土器の特徴を示す契機となった遺跡)」をテーマに,河口氏が発掘調査を行った「岩崎遺跡(錦江町田代麓)」,「春日町遺跡(鹿児島市春日町)」の2遺跡を紹介しています。
岩崎遺跡の発掘調査は,昭和25(1950)年12月5日~9日に行われました。調査の結果,比較的浅い上部から出土する土器と,下部の深いところから出土する土器があり,それぞれ形状が異なることから,岩崎上層式土器,岩崎式土器と呼んで報告しています。また,岩崎式土器を縄文時代中期後半に位置づけ,岩崎上層式土器は指宿式土器に類似することから,縄文時代後期前半に位置づけました。
春日町遺跡は,昭和27(1952)年に発見され,翌年まで3次にわたって発掘調査が行われました。発掘調査には,河口氏が教鞭(きょうべん)をとっていた鹿児島市立玉龍高等学校の生徒たちが多く参加しました。この遺跡で見つかった春日式土器は,瀬戸内地方の船元Ⅲ・Ⅳ式土器や里木Ⅱ式土器の影響を受けてつくられたことが分かってきました。また,春日式土器は形や文様の変遷から,大きく3つの時期に細分されており,その年代も縄文時代中期中頃から後半に該当する約4,800~4,600年前と考えられています。
上野原縄文の森にて,ご覧ください。
展示期間
令和3年1月16日(土)~令和3年5月14日(金)
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