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投稿者: try

第41回 古墳時代のかごしま

  • 上野原縄文の森 第41回企画展
    古墳時代のかごしま
    ~1,500年の時を超えて~
  • 開催期間:平成26年11月28日(金)~平成27年3月22日(
  •    
      近年,畑地の陥没(かんぼつ)により発見された塚崎(つかざき)古墳群の地下式横穴墓や外溝の存在が確認された(よこ)()古墳,大規模な集団墓地が判明した(たち)小野(おの)(ぼり)遺跡など,鹿児島の古墳時代がさらに明らかになってきています。
     今回の展示では,鹿児島の古墳時代について,他県の資料(重要文化財など)との比較も交え,南九州の墓の形態や分布状況,副葬品,住居内遺物など
    を紹介しています。
  • ■注目の一品~今回の展示品の中から~■
  •  
     短甲(たんこう)(かぶと)・刀剣類
     
     古墳や地下式横穴墓などの副葬品には, 銅鏡のほか,須恵器や土師器などの日用品,短甲・冑・刀剣類などの武具・武器,馬具,装飾品など様々なものがあります。
     下の写真の,(はらい)(がわ)地下式横穴墓から出土した短甲は,(やり)や刀の攻撃から身を守るもので,鉄板を何枚か組み合わせて鉄の(びょう)でつなぎ,正面から開閉して着用するよう蝶番(ちょうつがい)式に作られています。また,(しょう)(かく)(つき)(かぶと)は,形が古代の軍船の()(さき)(衝角)に似ていることから,このように名付けられています。
     
     ※ 画像にマウスを合わせると,ご覧になりたい部分が拡大されて表示されます。
     短甲(左)
    衝角付冑
    (右)
    【県指定有形文化財】
    鉄剣
     

    【重要文化財】
    象嵌装(ぞうがんそう)大刀 (たち)
    【県指定有形文化財】
     祓川地下式横穴墓 向野田古墳   中尾地下式横穴墓
    鹿屋市教育委員会  熊本県宇土市教育委員会 鹿屋市教育委員会
         
    第41回企画展データファイルは,ここからダウンロードできます。  
  • ■企画展講演会■
  • ※ 終了しました
  • ■企画展ギャラリートーク■
  •  企画展開催中に展示の解説を行います。
     【日時】 開催中の毎週土・日・祝日
          1回目 10:30~   2回目 14:30~
             ※各回30分程度
     【会場】 企画展示室   
     
     ※ 背景は「南九州の古墳墓分布図(橋本2012改変)を参考にしてデザインしました。

南の縄文調査室から平成26年10月

    • 平成26年10月28日(火)
    •  南の縄文調査室から見える景色 ~和紙照明~
     ここ,埋蔵文化財センターには,土器や石器などの遺物の他にも,みなさんにご紹介したいものがあります。それは・・
     それは,センターのエントランスの天井にぶら下がっている大きな和紙の照明です。
     この照明は,和紙アーティストの堀木エリ子さんの作品です。他にも千代田区庁や東京ミッドタウンにある和紙アートも堀木さんの手がけた作品です。この照明をお目当てに来館する方もたくさんいっらしゃいます。
     みなさんも,古代のロマンにときめいた後,縄文の森の自然と和紙の(あたた)かさにぜひ()やされてみてください。
     
  • 平成26年10月15日(水)  
  •  遺跡フォーラム2014を開催します ~「中世のかごしま」に迫ります!~
※ 終了しました。140名を超える方々にご参加いただきました。本当にありがとうございました。
 
 鹿児島県立埋蔵文化財センターでは,下記の日程で「かごしま遺跡フォーラム2014~発掘調査の成果からみえてきた中世のかごしま~」を開催します。
 
 ※ ポスターをクリックすると,PDFファイルでダウンロードできます。
 
【日時】 平成26年10月26日(日) 13:30~16:30
【場所】 鹿児島県歴史資料センター黎明館 講堂
【内容】 第1部 「発掘調査速報」
       ① 「知覧道路関係遺跡」(南九州市)
       ② 「永吉天神段遺跡」(大崎町)
     第2部 「発掘調査からみえる中世のかごしま」
       ① 「文献からみた中世のかごしま」
       ② 「発掘調査成果からみえてきた中世の薩摩半島」
       ③ 「発掘調査成果からみえてきた中世の大隅半島」
     第3部 「パネルディスカッション」
   
 今回で3回目となる遺跡フォーラムです。現在,黎明館で開催中の企画特別展「南からみる中世の世界~海に結ばれた琉球列島と南九州~」とタイアップし,文献や考古資料等,様々な側面から「中世のかごしま」にアプローチします。 
※過去のフォーラムの様子と当日の配付資料は,こちらからご覧いただけます。

縄文の森から 平成26年10月

平成26年10月7日(火)

常設展示室の河口コレクションコーナーをリニューアルしました。

河口コレクションのうち
鹿児島市の「一之宮遺跡(いちのみやいせき)」「草野貝塚(くさのかいづか)」出土資料

 常設展示室で,長年,鹿児島県の考古学界をリードしてきた考古学者,河口貞徳(かわぐちさだのり)氏(1909~2011)が調査した遺跡の考古資料等を紹介しています。
 今回は,鹿児島市郡元にある一之宮遺跡と,同市下福元町にある草野貝塚です。
 一之宮遺跡は,県内の発掘調査で初めて,弥生時代の住居跡が発見されたことから,昭和28(1953)年9月7日,「弥生式住居跡」として,県指定史跡に指定されました。
 また,草野貝塚は,約3,500年前(縄文時代後期)の貝塚で,市来(いちき)式土器,草野式土器,貝製品,軽石製品などが多く出土しました。南九州における縄文時代後期の人々の交易や生活を知る上で,貴重な遺跡です。

南の縄文調査室から平成26年9月

  • 平成26年9月19日(金)
  •  センターの遺物,出張中! ~遺物が博物館に旅立つまで~
 埋蔵文化財センターが所蔵している遺物は,縄文の森展示館の常設展示室に展示されています。また,縄文の森が企画展を開催するときにも,センターの遺物をたくさん貸し出しています。センター所蔵の遺物を見るには,「縄文の森展示館に行くっきゃないでしょ!」なのですが,何をかくそう,「埋蔵文化財センターの遺物を借りたい!」という博物館は県内外を問わずとても多いんですよ。
 今回,遺物を貸し出すのは,鹿児島県歴史資料センター黎明館。黎明館の次の企画特別展に展示するために,200点以上の遺物を貸し出しました。どんな展示になるのか(遺物がどんな活躍をするのか),本当に楽しみです。
 黎明館企画特別展は9月27日(土)から始まります。詳しくは,黎明館ホームページ(鹿児島県のホームページにジャンプします)をチェック!埋蔵文化財センターから出張中の遺物をぜひご覧ください。
 ~遺物が旅立つまでの主な流れをまとめてみました~
 
①貸し出す前の資料の状態や,資料に漏れが無いか,借り手と貸し手の双方で確認します。 
②梱包と輸送は運送会社の美術専門の方にお願いします。
③資料が破損しないように梱包にも工夫が必要です。 
ケースに入れて準備します。  ④今回,全てで43箱分の段ボールになりました。 
   ↓
   
段ボール箱をトラックに詰め込んでいざ,出発! 
 

縄文の森から 平成26年9月

平成26年9月5日(金)

ただいま開催中!アートギャラリー

「再現 古生代の生き物たち」

【期間】 9月3日(水)から9月26日(金)午前中まで
【場所】 上野原縄文の森展示館ホール
【内容】 作陶家 四元 誠 氏による展示です。
     古生代の生き物を薩摩焼などの技法で制作し,まるで生きているかのように再現・展示します。
   ※ 観覧無料

展示の様子

縄文の森から 平成26年8月

平成26年8月22日(金)

縄文村の十五夜まつり・ミニコンサートのお知らせ

餅つきや綱引きなど十五夜行事を楽しみ,夜の縄文の森で,月の観察会やミニコンサートを堪能してみませんか。(どんぐり倶楽部との共催事業)

 日時 平成26年9月6日(土)16:00~19:40(20:30)
 場所 鹿児島県上野原縄文の森

十五夜まつり(有料) 団子作り,餅つき,綱引き,相撲
 (団子作り・餅つきは食材費等300円,事前の申込みが必要です。定員80名)

 ミニコンサート(無料) 木管3重奏
   演奏 堂園 さおり氏 クラリネット(鹿児島国際大学講師,みやまコンセール協力演奏家)
    片倉 聖  氏 オーボエ  (鹿児島国際大学講師,みやまコンセール協力演奏家)
    木村 紀子 氏 フルート  (鹿児島国際大学講師,みやまコンセール協力演奏家)
   曲目 浜辺の歌,少年時代,青春の輝きほか
  ※ ミニコンサートのみの参加も可能です。

 月の観察会(無料) 天体望遠鏡で月を観察します

 十五夜まつり受付 15:30~      (復元集落休憩所前)
 十五夜まつり   16:00~18:30 (復元集落)
 月の解説     18:40~18:50 (展示館)
 ミニコンサート  19:00~19:40 (展示館)
 月の観察会    19:45~20:30 (展示館,希望者のみ)

十五夜まつり

ミニコンサート

問い合わせ・申込先
     〒899-4318
     霧島市国分上野原縄文の森1番1号
     上野原縄文の森 事業課
 TEL  0995-48-5701
 FAX  0995-48-5704
 メール  uenohara@jomon-no-mori.jp


平成26年8月7日(木)

体験メニュー「ミニチュア石斧(いしおの)作り」新登場!

上野原縄文の森の体験活動に,新たに「ミニチュア石斧作り」が加わりました。
滑石(かっせき)を使って,手の平サイズ(約10cm)のミニチュア石斧が作れます。
滑石の種類は,白・ピンク・モザイク(白とピンクの混ざったもの)・水墨石(黒)の4種類です。
白やピンクの滑石には,蛍光ペンで色を塗ることもできます。
世界にひとつしかない,オリジナルのミニチュア石斧を作ってみませんか。

完成品(モザイク)

完成品(全種類,白には蛍光ペンで着色)

【体験料金】1個300円
【所要時間】60~90分 ※所要時間は目安です

 【問合先】 TEL 0995-48-5701
       E-mail: uenohara@jomon-no-mori.jp

南の縄文調査室から平成26年8月

  • 平成26年8月5日(火)
  •  もう一つの上野原遺跡 ~埋蔵文化財センターのエントランス展示~
 月曜日に縄文の森へ行くと,森の展示館が開いてなくてがっかりという方もいらっしゃると思いますが,実は,埋蔵文化財センターのエントランスにもちょっとした展示コーナーがあるんですよ。ご存じでしたか?
 センターの展示コーナーでは,森の展示館とはちょっと違った趣向(しゅこう)による展示を心がけているところですが,現在,上野原遺跡から出土した「古墳時代」の遺物を展示しています。上野原遺跡といえば,縄文の森の名前の通り,「縄文時代早期」の人々の生活が注目されがちですが,古墳時代の出土品は,ここ上野原台地に人々の営みが脈々と受け継がれていったということをわたしたちに教えてくれます。
 森の展示館とはひと味違った「もう一つの上野原遺跡」を,センターのエントランスでぜひご覧ください。
 
古墳時代の出土品(土器は4世紀の東原式(ひがしばるしき)土器)
   
 
センターのエントランス展示コーナー(玄関を入って右手側) 
 
   
中央廊下には,現在開催中の企画展に関連する写真を展示しています。 
 
 ※ 上野原遺跡は,「上野原遺跡の紹介」のなかでに,詳しく紹介されています。ぜひご覧ください。  
 ※ 埋蔵文化財センターの休所日は,土・日曜日,祝日,12月29日~1月3日です。