遺物特別展示(きりしま国分山形屋展)
ただいま開催中! むかしむかしの霧島市(きりしま国分山形屋展示)
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むかしむかしの霧島市(きりしま国分山形屋展示)
よみがえる「河口コレクション」の世界「市来貝塚里帰り展」・かごしま遺跡フォーラム
ワクワク考古楽出前授業IN南九州市立川辺小学校
令和7年6月14日,川辺小学校の6年生とその保護者に,ワクワク考古楽出前授業を実施しました。川辺小学校の敷地およびその周辺は,川辺(平山)城跡として知られており,島津氏6代当主,島津伊久が1393年に築いたとされる城です。
今回の授業では,川辺小学校の敷地およびその周辺の歴史について,紹介しました。川辺小学校がある「平山」という山のなりたちについて,地質も含めて,地頭仮屋跡や一国一城令を解説し,また,旧川辺町の地名や約50年前の小学校の数などを,説明しました。
次に,川辺(平山)城跡から発掘された遺物も紹介しました。14~16世紀の中国から輸入された高級な陶磁器である青花や白磁や青磁などです。また,国内で作られた土師器やすり鉢などを手に取り,ここに山城があったことを実感してもらいました。
身近なところから探ることができる歴史を知ることで,今後も校区や郷土の歴史や文化財について,関心を持つきっかけになることを期待しています。
【子どもたちの感想】
- 昔の中国産の茶碗や日本で作られたものがきれいに作られていてすごかったです。平山城が一国一城令で壊されたことを初めて知りました。
- 川辺城の謎を知ることができて良かったです。特に,川辺小学校が山の上にある理由を知ることが出来たり,昔の地図を見ることが出来て,いろいろな川辺城の謎が解けてとても良かったです。
- 平山のでき方や質問の答えを聞いて,衝撃を受けました。他にも疑問に思ったことが増えたので,調べてみようと思います。
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上野原遺跡と南の縄文文化展(東京展示「かごしま遊楽館」)

ワクワク考古楽出前授業IN鹿児島市立南方小学校
令和7年6月10日,鹿児島市立南方小学校の5・6年生にワクワク考古楽出前授業を実施しました。
最初に,縄文時代がどのような時代で,どんな生活をしていたのか想像してもらいました。縄文時代には,土器や石器を作り道具が発達したことを知ってもらうため,実物の矢じりや石皿・すり石,石斧等を手に取り,クイズ形式でグループで考えてもらいました。児童は道具を工夫してつくり,縄文人が知恵を使ってたくましく生きていたことを実感したようでした。また,縄文土器を実際に手に取り,貝殻で文様をつけていたことに興味を示していました。
2時間目は火起こし体験をしました。前日からの大雨で湿度が高く,火がつくか心配されましたが,児童たちは一生懸命道具を使って火起こしにチャレンジ。最初はなかなかつかず,火をおこすことの難しさを体感した様子でしたが,コツを掴みはじめると次々と火がつきはじめ,歓声があがりました。実物を見て触って,縄文人の暮らしの大変さを実感した時間になりました。
【子どもたちの感想】
- 土器は縄でもようを作ったり,刃物は黒曜石で作っていたりして,すごいなあと思いました。
- 博物館などで縄文土器を見ることはありましたが,手で触ったのは初めてで,とてもうれしかったです。
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ワクワク考古楽出前授業IN霧島市立霧島小学校
令和7年6月5日,霧島小学校の5・6年生を対象に,ワクワク考古楽出前授業を実施しました。今回は,「縄文時代とはどのような時代なのか」というめあてを立てて,授業を進めました。
まず,センター職員が縄文時代の説明を行った後,縄文時代の土器や石器の実物にふれてもらいました。「なぜこんな形をしているのだろうか」,「これは縄でつけた模様かな」など,いろんな考えをもとに友達と話し合ったり,縄文人の生活を想像したりしました。
次に,縄文時代の人々の生活をクイズ形式で出題し,楽しみながら授業を聞くことができました。
授業のあとは,火起こし体験に挑戦しました。「うまくつかない」「どうすればいいのかな」と悩みながらも,友達と助け合いながら火を起こすことができました。
子どもたちは,今回の授業を通して,縄文時代についての理解を深めることができたようです。「実際の土器や石器に触れることができてよかった」という感想も聞かれました。
今後も地域の歴史に興味を持って,学習を進めてもらえたらと思います。
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ワクワク考古楽出前授業IN肝付町立内之浦中学校
令和7年5月21日,肝付町立内之浦中学校で,1~2年生18名にワクワク考古楽出前授業を実施しました。今回は,修学旅行の事前授業として戦争遺跡と,肝付町に多く残る古墳について授業を行いました。
戦争遺跡について,かつて大隅半島には,オリンピック作戦に備えて敵艦との距離を測る観測所(トーチカ)が造られ,今も内之浦にも二連トーチカが残っていること,波見の砲台跡や小串の人間魚雷基地跡が残っていることを説明しました。生徒たちは身の回りに多くの戦跡があることに驚いていました。
また,昨年度まで発掘 調査を行った鹿屋市吾平に所在する名主原遺跡では,第2次世界大戦時の戦闘機の墜落跡が検出され,ジュラルミン製の機体の残骸や銃弾が発見されたことを紹介しました。生徒たちは,実際の銃弾を触ってとても驚いていましたが,戦争で使用されていた実物に触れて,それぞれ感じることがあったようです。
古墳については,肝付町で国指定史跡となっている塚崎古墳群を取り扱いました。塚崎古墳群には,大隅半島で最も古い前方後円墳があり,日本最南端で一番大きなものであることを紹介しました。また,古墳時代の肝付町には,中央勢力(畿内)と交流のあった有力者がいた可能性があることを紹介しました。
戦跡で紹介した名主原遺跡から出土した壺や甕,高坏等の土器や,石包丁等の石器を生徒たちに実際に手に取って観察してもらいました。土器の色の違いや土器成形のあと,また,どのように使用していたのか,友達と意見を交換する様子が見られました。
今回の学習が,地域にある遺跡や文化財に目を向けるきっかけになり,また身近な場所に戦争遺跡があることを知って,深い学びへつなげてもらえればと思います。
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