埋蔵文化財専門職員養成講座
1月19・20日,市町村の文化財担当職員を対象とした,埋蔵文化財専門職員養成講座の上級講座を実施しました。
今回の講座では,「埋蔵文化財保護制度」をテーマとし,鹿児島県教育庁文化財課桑波田武志係長による「埋蔵文化財保護に係る鹿児島県の現状と課題」についての報告,文化庁の近江俊秀主任文化財調査官による「埋蔵文化財発掘調査等に係る補助制度」,「法的知識」,「行政の役割」などの講義がありました。
また,近江主任文化財調査官の講義は,テレワーク中のご自宅と当センターをインターネットでつないで,オンラインで行われました。
参加者のみなさんは,メモをとりながら熱心に聴講されていました。
今回の講座を通して,各市町村の埋蔵文化財保護行政が,今後もより良く進められていくことを期待しています。
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かごしまの遺跡第23号
鹿児島(鶴丸)城跡<火除地跡>の調査成果が南日本新聞に紹介されました
現在整理作業中の,鹿児島(鶴丸)城跡<火除地跡>の調査成果が南日本新聞に紹介されました。
くわしくは,下記のリンクをご覧ください。(南日本新聞のページへ移動します)
山ノ口遺跡の里帰り展示(河口コレクション)の中止について
考古学講座第5回が開催されます
考古学講座第5回「鹿児島の縄文研究最前線」が開催されます。
長年,県内の発掘調査に携わり,文化財の一線で活躍し続けた講師が県内を代表する遺跡や発掘調査のエピソードを交えながら,鹿児島県の縄文時代について解説します。
【日 時】令和3年2月6日(土) 午前10時から午前11時半
【講 師】鹿児島県立埋蔵文化財センター所長 前迫 亮一 氏
【定 員】50人程度(要事前申込み)
【資料代】100円
【場 所】上野原縄文の森 展示館多目的ルーム
〇問い合わせ・申込先
〒899-4318
鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森1番1号
上野原縄文の森 事業課
電話 0995-48-5701
FAX 0995-48-5704
メール uenohara@jomon-no-mori.jp
申込フォームはこちら
ミュージアムグッズ「森の実コロコロ」がリニューアルしました!
西都原考古博物館への資料貸出
宮崎県立西都原考古博物館が開催する企画展「古の匠たち~考古資料に見る技巧と造形美~」の集荷作業があり,同博物館の職員の方が来所されました。
今回当センターから出品するのは,定塚遺跡(曽於市)・建山遺跡(曽於市)・上野原遺跡(霧島市)の縄文時代早期の土器です。これらの土器は,口の部分の形が,円形,方角形,レモン形など,バリエーション豊かになっています。
入場は無料です。近くにお寄りの際は,ぜひ,ご覧ください。
会場:宮崎県立西都原考古博物館(宮崎県西都市大字三宅字西都原西5670番)
期間:令和3年1月9日(土)~3月14日(日)
「西都原考古博物館」のホームページはこちらからご覧いただけます。
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山ノ口遺跡出土品の里帰り展示
山ノ口遺跡(肝属郡錦江町)は,昭和33年~36年に故河口貞徳氏が主体となって,発掘調査を実施した遺跡です。
南九州の弥生時代中期を代表する標式遺跡(特定の地域や時代・時期に流行した土器の特徴を示す契機となった遺跡)であるとともに,環状の配石遺構の周囲に岩偶などの軽石製品や孔が開けられた多数の土器などが出土した祭祀遺跡として学史的にも著名です。
県内外でもこのような遺跡は他になく,大変重要な遺跡であることから,遺跡は町指定史跡となっています。また,出土品は県指定有形文化財になっており,県立埋蔵文化財センター,錦江町,県歴史・美術センター黎明館で保管されています。
今回,その山ノ口遺跡出土品の里帰り展示を,錦江町で実施することとなりました。実に,60年ぶりの里帰りとなります。
貴重な出土品の実物展示,発掘調査時の写真展示などを行っていますので,ぜひ,会場にお越しください。
展示会場:錦江町文化センター1階 (肝属郡錦江町城元910番地)
展示期間:令和2年12月19日(土)~令和3年1月11日(月)
12月21日,12月28日~1月4日,1月12日は休館
展示解説:県立埋蔵文化財センター職員による解説
第1回 12月26日(土) 10:00~14:00
第2回 1月6日(水) 10:00~14:00(中止)
主催:県立埋蔵文化財センター
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鹿児島城跡の発掘調査が南日本新聞に紹介されました
現在発掘調査中の鹿児島城跡が南日本新聞で紹介されました。
くわしくは,下記のリンクをご覧ください。(南日本新聞のページへ移動します)